李克強総理は17日午後、ロシアのメドベージェフ首相と中露首相第20回定期会談を行った。人民日報が伝えた。
李総理は「中国側はロシア側と共に努力して、相互投資のエンジンとしての役割を発揮し、生産能力・設備製造協力を新たな成長源として、重点協力事業をしっかりと実行に移し、相互投資の円滑化を促進し、投資の活力を高め、エネルギー資源、財政金融分野の協力を深化し、中露の実務協力の質を高め、規模を拡大したい。中国側のイノベーション駆動型発展、大衆による起業・イノベーション、『メイド・イン・チャイナ2025』とロシア側の『イノベーション2020戦略』を連結し、ハイテクとイノベーションの協力を大々的に発展させ、中露イノベーション対話を早期に始動し、イノベーション協力の新モデルの構築を探りたい。中露の人的・文化交流を深化し、中露青年友好交流年を成功させたうえで、中露メディア交流年の各活動をしっかりと計画、実行したい。日増しに際立つ伝統的、非伝統的な安全保障上の脅威を前に、中国側はロシア側を含む世界各国と手を携えて努力し、各種のリスクと試練に共同で対処し、地域と世界の平和・安定・安寧を維持し、全人類の共同繁栄を促進することを望んでいる」と述べた。
メドベージェフ首相は「ロシア側は中国側と両国関係および協力の発展の成果を振り返り、総括し、今後の協力計画を共同策定し、協力の新モデルと分野を探り、貿易、投資、鉱物資源、石油、天然ガス、原子力など重点分野の実務協力を強化し、人、文化、科学技術交流を一層緊密化し、地方協力を拡大し、互恵・ウィンウィンを実現し、共に試練に対処し、共同発展することを望んでいる」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年12月18日