科学誌ネイチャーは17日、2015年度の「今年の10人」を発表した。その中には、中山大学の生物学者の黄軍氏、米スタンフォード大学の中国系女性科学者の鮑哲楠氏が含まれた。科技日報が伝えた。
黄氏が率いる研究チームは今年4月、最新の「CRISPR-Cas9」遺伝子組み換え技術を利用し、人類の胚胎の遺伝子組み換えに成功し、中国南方の児童に見られる遺伝病「サラセミア」の治療の可能性を見出した。
鮑氏は人工皮膚の研究で画期的な進展を成し遂げ、入選を果たした。鮑氏が率いる研究チームは今年、カーボンナノチューブを用い、触覚を持ち重さを知ることのできる人工皮膚を生成した。この成果はロボットの製造、ウェアラブルデバイスなどの分野に無限の可能性をもたらした。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年12月18日