甄子丹(ドニー・イェン)、張晋(マックス・チャン)、熊黛林(リン・ホン)、譚耀文(パトリック・タム)、泰森(マイク・タイソン)ら主演のカンフー巨編「葉問3(イップ・マン3)」が3月4日、全国公開される予定だ。本日、映画製作サイドより登場人物のポスターとストーリー性のあるポスター2種類が公開された。予告編では「命がけで戦う」というテーマを中心に、現実の生活に向き合い、学校を守り、派閥を治め、妻を介護する葉問師匠の物語で、当時のマスターの非凡なる風貌と人生における悟りをうまく描いている。
甄子丹、熊黛林コンビの有名な「葉問夫婦」のほか、タイソン演じるボクシングジムのオーナー、張晋演じる詠春拳の達人、譚耀文演じる街の悪党ボス、呉千語(カリーナ・ウー)演じる小学校教師という4人の全く新しいビッグな人物が華麗に登場する。主演者たちは時に穏やかに、時に凶暴に、時に不遜な目つきをしながらお馴染みのポーズでポスターに登場、人物イメージとポスター背景が相乗効果を発揮している。また1950年代末における香港の典型的な庶民生活と相まって人物のキャラクターと深いストーリー背景を鮮明に描き出している。「実際に最も大切なのはずっと自分の回りの人」というように、映画の中における葉問(イップマン)と張永成(ウィンシン)の夫婦のきずな、葉正との父子のきずな、李小龍(ブルース・リー)との師弟のきずな、張晋演じる張天志との同志のきずな、タイソン演じるフェランディとの英雄相知るきずな、武道の同門の義理人情…全ての優しさが中国の理想の人物として凝縮されて葉問を引き立たせている。
甄子丹はかつてインタビューを受けた際、「葉問は家庭的な男性である。どんなにやることが多くても、戦うことが多くても、最終的には家に帰ってご飯を食べる。彼は家族を最も大事にしており、拘りを持っていた。特に、この拘りは我々が生きる現代社会において段々と欠けてきているものだ。『葉問3』は様々な人間の考え方や人生の悟りの部分を増やしている。映画を観た時に、この変化を深く感じることができればと思う」と語った。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年2月26日