周星馳(チャウ・シンチー)監督の新作コメディ映画「美人魚(The Mermaid)」は上映からわずか12日で、中国映画の過去最高となる興行収入24億6800万元(約420億円)を記録したのに続き、北米でも中国映画の興行収入記録を塗り替えた。北米では、わずか35カ所の映画館で上映されているにもかかわらず、初の週末の興行収入は98万5052ドル(約1億934万円)と、1カ所当たり2万8144ドル(約312万円)に達し、他のすべての映画を上回った。各種データを見ても、北米の一部の映画館で上映された中国映画の中で、「美人魚」は、上映初日と初の週末の興行収入記録においてトップに立っている。新華網が報じた。
「美人魚」は19日に中国で興行収入記録を塗り替え、今では28億元(約476億円)を突破して、30億元(約510億円)の大台突破を狙っている。また、マレーシアやシンガポールなどでも、中国語映画の興行収入記録を塗り替えている。
興行収入記録を塗り替えたほか、「美人魚」は北米地域の映画ファンや有力メディアの好評も博している。例えば、「ニューヨークマガジン」は、「原作を誰もが知っており、『美人魚』はそれと大きく異なり、それに風変わり。オリジナル化された心理やとりとめのない表現に、爆笑してしまうだろう。絶対に見る価値あり!」と評価している。また、映画評価サイトRogerEbert.comの記者も「字幕を見るのが嫌いでも、この映画監督を知らなくても、中国映画を見たことがなくても大丈夫。この映画を見れば必ず笑える。絶対に!」と評価している。
「人民網日本語版」2016年2月24日