＜企画＞掃墓節に踏青節　今年の清明節はどう過ごす？

人民網日本語版　2016年04月02日09:50

今年の4月4日は清明節だ。中国における清明節は祖先の墓を参り、草むしりをして墓を掃除する日であり、「掃墓節」とも呼ばれた。日本におけるお盆に当たる年中行事である。また、春を迎えて郊外を散策する日であり、「踏青節」とも呼ばれた。

清明節の連休中に墓参りをして先祖を祀ることは、中国人が最も重視している行事の一つだ。多くの人がお墓参りをするが、さまざまな伝統的な習慣が今の時代に合わせて変化する中、どのような方法で先祖を祭るのがふさわしいのだろう？

近年、環境保護やマナーに対する意識が高まっているのを背景に、花を供えて先祖を祭る人が増加している。海南省海口市南大橋に花屋が並ぶストリートがあり、各店ではお供え用の白や黄色の菊が目立つ位置に並べられていた。各花屋は、白と黄色の菊を組み合わせた花束を用意していた。ある花屋の店員は、「お客さんの注文に応じてラッピングしている。白と黄色の菊を組み合わせる人もいれば、百合やカーネーションと組み合わせる人もいる。現在、お墓参りに花を持って行く人が増えており、清明節用の予約も既に入っている」と説明した。>>詳細へ

遼寧省瀋陽市瀋河区大西街道杏林コミュニティは30日午後、「環境にやさしくマナーのある清明節」と題するオンライン墓参りのイベントを開催した。清明節は、中国人にとって、先祖を追想し、悲しみを寄せる伝統的な祭日であるものの、先祖を祭るために黄色い紙を燃やしたり爆竹を鳴らしたりする習慣は少しずつ改めなければならない。同コミュニティの幸福会の劉軍会長は、「今回、当会はマナーのある墓参りを『まず自分から始めよう』とオンライン墓参りのイベントを企画した。先祖を祭ると同時に、紙を燃やしたり爆竹を鳴らしたりするのはやめ、環境にやさしく、マナーのある方法で先祖を祭る清明節の新しいスタイルを確立したい」と説明する。>>詳細へ

先祖を祭る中国の伝統的な祭日「清明節」（今年は4月4日）を目前に控えた3月30日、福建省福州市はエコ葬式合同記念式並びに2016年春季チャリティ海洋散骨活動を開催し、合計84人の遺骨が家族によって閩江口海域に向けて散骨された。>>詳細へ

鶯が飛び交い草木の緑が眩しい清明節がやって来た。ご先祖さまのお墓参りのほか、自然豊かな場所に行楽に出ることも、小連休には欠かせない活動だ。

春の行楽は、暖かな春の日差しを存分に楽しめる最良の選択肢だ。携程旅行網の統計データによると、今年の清明節連休は、花見の名所として昔から有名な観光地が、相変わらず観光客の人気を博している。>>詳細へ

清明節連休に花見を楽しむ観光客が増えたことで、旅行先周辺の民宿・簡易旅館市場も、熱い注目を浴びている。清明節連休の宿泊予約状況を見ると、ホテル予約件数が最も多い国内旅行先トップ10は、上から順に、上海、北京、杭州、南京、厦門、武漢、蘇州、広州、西安、三亜。北京と上海がトップ2を占めたことは、例年と変わりない。杭州、蘇州、武漢は、お花見シーズンであることから、トップ10にランクインした。>>詳細へ

古鎮で静かに水郷を楽しむ

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美しすぎる満開の桜、開花宣言を迎えた日本

毎年春になると、国内観光客が南方に旅行する傾向が大きくなる。携程旅行の航空券関連データから人気目的地を見ると、国内の人気旅行先は、北京・上海・広州・深セン四都市のほか、杭州、南京、厦門（アモイ）、武漢、長沙など多くの南方都市が名を連ねた。海外の人気旅行先は、ソウル、東京、バンコク、大阪、プーケット島、チェンマイの六地方を訪れる観光客は軒並み、前年同期比倍増、まったく衰えを見せない中国人観光客の海外旅行ブームが顕示されている。>>詳細へ