キーワード2:「休暇を繋いで」旅行
携程旅行が発表した統計データによると、清明節小連休中に旅行に出かける人のうち、「休暇を繋いで旅行に出る」人の割合は4割を上回った。
同社の旅行専門家は、「今年の清明節の公定休日は4月2日(土)から4日(月)までだが、この前後に1日もしくは2日の有給休暇を取得して5日前後の連休とする人は少なくない。5日間あれば、国内旅行はもちろん、海外旅行でも十分に楽しめる」と指摘した。
海外の人気旅行先については、東京や大阪をはじめ日本全国津々浦々で見頃を迎える桜が、多くの中国人観光客を魅了している。また、韓国・済州島の桜や菜の花も、多くの観光客を惹きつけて止まない。このほか、バリ島やシンガポールなど東南アジアの各観光地も引き続き、中国人観光客の間で人気が高い。
キーワード3:「民泊」がブームに
清明節連休に花見を楽しむ観光客が増えたことで、旅行先周辺の民宿・簡易旅館市場も、熱い注目を浴びている。旅行専門家は、「一般的に、満開を迎えた花の名所は、都市から離れた郊外に集中している。これらの地域では、民宿や簡易旅館が多勢を占めており、多くの観光客が、花見を楽しんだ後に利用している」と説明した。
携程旅行の宿泊施設関連データによると、4月1日から5日まで、民宿・簡易旅館の予約件数は、前年同期比50%以上増加した。このうち、武漢、桂林、洛陽三地の増加率が最も高く、軒並み80%を上回った。
清明節連休の宿泊予約状況を見ると、ホテル予約件数が最も多い国内旅行先トップ10は、上から順に、上海、北京、杭州、南京、厦門、武漢、蘇州、広州、西安、三亜。北京と上海がトップ2を占めたことは、例年と変わりない。杭州、蘇州、武漢は、お花見シーズンであることから、トップ10にランクインした。