第5回中日女性科学者シンポジウムが6日、日本の東京で開催された。シンポジウム主催者側である日本科学技術振興機構は5日夜、日本衆議院議長公邸で今回のシンポジウムに参加する中国女性科学者代表団の歓迎会を行った。人民網が伝えた。

中日女性科学者シンポジウムは1992年以来すでに4回開催されている。今回のシンポジウムは日本政府が展開する国際的なサイエンス交流事業「さくらサイエンスプラン」の枠組みの下に実施され、中日両国の女性科学者の間で相互理解を深める共に、女性科学者の研究環境の改善等の課題について提案を行う。中国科学院大学公共政策・管理学院の方新院長が団長を務める中国女性科学者訪日団は前日に日本に到着し、シンポジウムで日本人女性科学者と交流を行う。

程永華駐日本中国大使、大島理森衆議院議長、馳浩文部科学大臣、島尻安伊子科学技術政策担当大臣、高村正彦自民党副総裁、濱口道成科学技術振興機構理事長、山東昭子参議院議員等、中日の政界、科学界関係者が5日夜の歓迎会に参加した。

大島衆議院議長は歓迎の挨拶の中で「日本は女性科学者の発展を非常に重視しており、新たに発表された科学発展計画では女性の科学研究分野における活躍度アップを重視している。今回のシンポジウムの成功を期待すると共に、中日両国の女性科学者の交流がさらに緊密なものになり、共に手を取合って進歩していくことを望んでいる」と語った。高村自民党副総裁は「中日両国はいずれも両国間の科学技術交流を非常に重視している。中日科学技術交流に従事する沖村憲樹科学技術振興機構顧問は今年、中国国際科学技術合作賞を受賞した。中日両国の科学技術交流は大きな発展を迎えており、両国が今後も科学技術、政治等のあらゆる分野での交流をさらに一歩深めていくことを望む」と挨拶した。

程大使は「中国政府は男女平等を基本国策として促進しており、特に女性科学者チームの構築を重視し、中国人女性科学者の科学研究分野における男女比率は世界でもトップにランクインしている。女性は中国の科学技術イノベーション発展を推し進める重要なパワーである。中国女性科学者訪日団にはシンポジウムを通じて、日本人女性科学者と互いに学び合い、理解と友情を深め、両国の科学技術提携をさらに一歩進めていくと共に、両国関係の改善に貢献してもらいたい」と挨拶した。

また方新訪日団団長は「中日の科学技術交流は常に安定した発展を持続しており、その提携は拡大を続け、深みを増している。科学技術交流はすでに中日友好交流の重要な一部となっている。中日女性科学者は両国の科学技術交流を推し進める上で、重要な役割を果たすだろう。今回のシンポジウムでは両国の女性科学者それぞれが科学研究分野における真の知識を共有し、女性がどのように科学と社会発展を促進できるかを共に検討してもらいたい」と挨拶した。

馳文部科学大臣は「女性は科学研究において特別な強みを持つ。女性科学者は母国の科学技術の発展と両国の交流を展開していく上で更なる貢献をしてほしい」と挨拶したほか、島尻科学技術政策担当大臣も「科学発展の多様性という観点から、女性が科学研究に参加することは不可欠であり、女性がさらに多くの科学分野に進出し、科学と社会発展に貢献してほしい。また中日女性科学者の交流がさらに深まることも期待する」と挨拶した。（編集TG）

「人民網日本語版」2016年4月7日