日本の「憲法記念日」にあたる3日、約5万人の民衆が東京臨海広域防災公園に集まり、安倍政権による憲法改正に反対した。人民日報が伝えた。
公園に通じる道では多くの市民団体が「憲法を守れ、戦争法廃止」などのスローガンを高々と掲げ、参加者にビラを配っていた。集会現場は憲法改正に抗議する人々で埋まり、参加者が多いため多くの人々が場外で演説を聴いていた。憲法学者、野党幹部、市民団体の責任者などが相次いで演説し、力を合わせて安保法案を廃止し、平和憲法を守る意向を表明した。
民進党の岡田克也代表も「安倍首相が新安保法案の成立を発表したのは違憲だ。安倍首相は参院選で3分の2以上の議席を得て憲法を改正し、無制限に集団的自衛権を行使しようとしている。力を合わせて阻止するべきだ」と述べた。
社民党の吉田忠智党首は「憲法は公布から現在まで1字も変えられていない。憲法改正は国民が期待していることではない。憲法記念日は憲法の重大な意義と役割を再認識する時だ」と述べた。
多くの民衆は安倍氏のやり方は、ばかげていると表明。生後6カ月の子どもを抱えて憲法集会に出席した前川さんは「私は憲法日の集会に参加して10年以上になる。生まれたばかりの子どもを連れて出席したのは初めてだ。日本の将来の平和のため、子どもが戦場に行かなくてすむため、平和憲法の意義を改めて考える必要があると思う」と語った。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年5月4日