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秋田県仙北市、外国人観光客向けの医療ツーリズム打ち出す

人民網日本語版 2016年05月30日09:42

懇談会の様子。中国国家観光局東京駐在事務所の羅玉泉首席代表。仙北市の門脇光浩市長。黒湯温泉。黒湯温泉の源泉。鶴の湯温泉。鶴の湯温泉。 鶴の湯温泉。 日本で最も深い湖、仙北市にある田沢湖。仙北市市内の病院。玉川温泉の源泉。
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大都市から離れた地区は長い間、過疎化による人口減少や経済の活力不足といった問題を抱えている。地方の社会経済の発展を促すため、日本政府は「特区」を設けることで、一部の地区で優遇政策を実施し、そのエリアと現地の特色ある発展産業を結びつけることを奨励している。人民網が伝えた。

東北地方にある秋田県仙北市は2015年に日本政府から「国家戦略特別区域」に指定され、外国人観光客向けに当地の特色産業である「医療ツーリズム」を打ち出した。現地の医療ツーリズムの発展状況を視察するため、中国国家観光局東京駐在事務所の羅玉泉首席代表は23日から24日まで仙北市を視察し、現地の行政関係者と意見を交換した。

23日、羅首席代表と仙北市の門脇光浩市長、青柳宗五郎議長及び現地の旅行関係者らで懇談会が開かれた。仙北市市長はまず市の医療ツーリズム産業計画を紹介。市には温泉、健康食品、医療施設など人々の健康を促進する各種資源に恵まれているほか、田沢湖地区だけでも10数種類のタイプの異なる温泉があると紹介した。仙北市は毎年約600万人の国内外からの観光客を受け入れており、今後は中国人観光客を含む外国人観光客の増加を期待しているとした。

羅首席代表は懇談会の中で、「日本は観光立国政策を実施しており、年間の訪日外国人観光客数はすでに2000万人に達している。しかし東北地方を訪れる外国人観光客は今のところやや少ない。日本を訪れる中国人観光客には個人の好みにあった旅行を選択する人々が次第に増えてきており、なかでも健康的な旅行を目的としているものが少なくない。このような情勢は仙北市の医療ツーリズム戦略にチャンスをもたらすだろう。現地の国際線直行便を増やし、広い範囲での宣伝を行ってほしい」と仙北市に対し、外国人観光客事業の発展への提案を行った。

仙北市の「国家戦略特別区域」発展計画によれば、同市は3つの面から医療ツーリズムを発展させようとしている。

1.現地の豊富な温泉資源の開発

豊富な温泉資源を開発し、温泉の健康に対する作用を活用する。外国人医師による現地での医療行為制限を緩和して、外国人観光客向けの医療サービスを充実させる。仙北市には玉川温泉や乳頭温泉郷など多くの有名な温泉観光地があり、エリア内には温泉旅館などの施設が集中している。

2.農林水産資源を活用し、グルメツーリズムを展開

仙北市はその8割以上を森林におおわれ、木材、野菜、畜産業の資源が豊富で、緑色食品(良質で安全な食品)産業の潜在力も大きい。

3.病院、交通などのインフラ設備強化

仙北市は病院、交通等のインフラ設備の改善を計画しており、それにより医療ツーリズムの対応能力の強化を図る。

またこの他にも仙北市は、日本三大劇団の一つ、劇団わらび座の本部所在地でもある。わらび劇場では通年各種演目が上演されている。(編集TG)

「人民網日本語版」2016年5月30日

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