6月になり、今年もまた大学入試シーズンを迎えた。この時期、商機をつかまえるのが上手な企業は、新たな「大学受験狂想曲」を奏でており、受験生やその親に向けて衣食住から買い物や娯楽までカバーする一連の「総合的サービス」をうち出している。
毎年受験シーズンになると、子どもに受験期間を快適に過ごせる環境を与えてやりたいという親心から、大勢の親たちが大金を惜しまず受験会場に近いホテルを予約する。受験会場が集中するエリアでは、大手ホテルが相次いで「受験生用ルーム」をうち出しており、価格は人気にともなってうなぎ登りだ。ホテルだけでなく、一部の都市では賃貸住宅を短期間借り上げるというスタイルも親たちが競い合う対象になりつつあり、大学に近く家具がそろった短期物件は特に人気だという。
●キーワード
【“高考房”】「受験生用ルーム」
【短租公寓】短期間借り上げる賃貸住宅
受験票や受験の成績表を提示してコンタクトレンズを買うと1つサービス、ノートパソコンは2割引、携帯電話は1千元につき100元割引…企業各社は「受験後」を狙った広告を次々打ちだしている。受験票を見せると割引になる、直接割引になるなど、さまざまなサービスがある。自動車学校も流れに乗って学休期間の教習クラスをうち出し、受験生がよりスムースに教習を受けられるようにしている。外食産業も「恩師への感謝の宴会」や「合格お祝いの宴会」といった受験後の宴会コースをアピールし、価格は数百元から数千元までいろいろだ。
●キーワード
【准考证】受験票
【驾校】自動車学校
【谢师宴】恩師への感謝の宴会
【庆功宴】合格お祝いの宴会