今年の国慶節(建国記念日、10月1日)は中華人民共和国成立67周年に当たる。国慶節に伴う大型連休が10月1日から始まり、中国のゴールデンウィークとも言われ、多くの人が旅行に出かける。
国慶節連休には5.89億人が旅行に
中国観光研究院(国家観光局データセンター)が発表した予測によると、今年の国慶節連休には国民の半分近くが旅行に行く予定で、消費額は過去最高を更新する見込みだ。観光市場が受け入れる旅行者はのべ5億8900万人で前年同期比12%増加し、観光収入は4781億8千万元(約7兆2395億円)に達して同13.5%増加するという。このデータに基づいて計算すると、連休期間中の一人あたり観光消費額は800元(約1万2112円)を超えることになる。>>詳細へ
ビッグデータ予測 自然の景観が人気に
このほど、人民網のネット世論監視測定室と中国の検索大手・百度が「2016年国慶節旅行ビッグデータ報告」を共同で発表した。ビッグデータによると、国慶節の連休中、5A級の観光景勝地では旅行者数がやや少なくなるとしている。具体的には泉州や舟山などの沿海部の都市、重慶や天水などの内陸都市だ。より落ち着いて旅行を楽しみたいなら、こうした穴場の5A級の観光景勝地を目的地とするのも悪くない。>>詳細へ
海外の旅行先、日韓が依然人気
旅行サイト・途牛旅游網のモニタリングデータによると、国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせた7連休中に海外旅行に出かける人の7割が近場を選んでいる。うち、日本が最も人気で、以下、韓国、タイと続く。遠出の海外旅行を見ると、米国、フランス、イタリアが人気となっている。>>詳細へ
行ってみよう!国慶節の穴場スポット10選
人混みを避けたいあなたのために、国慶節にお勧めの穴場スポットを紹介する。
●重慶の地下に眠る秘密の核基地に潜入
このほど、1年をかけて改修工事を行った重慶市■陵区(■はさんずいに倍のつくり)にある「816地下核工程」エリアの一般向け公開が再開された。
「816地下核工程」は1960年代に建設が始まり、完成までに18年を要した。ここはかつて核基地が置かれていた場所だったが、2010年に初めて観光スポットとして一般向けに公開され、「世界初の巨大人工洞窟」と呼ばれている。>>詳細へ
●香港地区と広東省珠海市、澳門地区を結ぶ港珠澳大橋を眺める
世界最長の海上橋で、香港地区と広東省珠海市、澳門地区を結ぶ港珠澳大橋が27日、正式に完成した。同大橋は全長22.9キロで、まるで海上に巨大な龍が横たわったように見える。橋の上に設置されている「中国結び」と「イルカ」、「帆船」の形をした3種類の主塔はきらきらと輝きを放ち、同大橋とこのエリアにおけるランドマークとなっている。>>詳細へ
●山東省で中国で最もゆっくり走る機関車に乗る
近年、中国では高速鉄道が急速に発展し、機関車は次第に歴史の舞台から姿を消している。そんな中、山東省には、依然として現役で活躍し、大人気となっているレトロな機関車がある。
山東省の■博(■はさんずいに緇のつくり)市と泰安市を結ぶ同列車は今年で現役42年目。ディーゼル機関車で、食堂車やエアコンはなく、照明や扇風機に電気が使われているほかは、ストーブでお湯を沸かしたり、暖を取ったりしている。始発駅から終点までの運賃は11.5元(約172円)。1駅乗るだけならわずか1元(約15円)だ。>>詳細へ
●黒竜江省の五花山で雪景色を観賞
黒竜江省牡丹江市の大海林業局二浪河営林場では9月28日、雪が降り、五花山一帯はうっすらとした雪が山を銀色に覆い、まるで一枚の絵画のような美しい景色となった。現地作業員によると、これまで9月にこのような景色が見られることはなかったという。>>詳細へ
●杭州蕭山国際空港で中国初のカプセルホテルを体験
中国初のカプセルホテルが杭州蕭山国際空港に登場した。総面積は309平方メートルで、ベッド数は38床。そのうち10床はフィンランドから輸入した「GoSleep(ゴースリープ)」という仮眠用設備を採用しており、さらに28床のビジネスクラスベッドを設置している。個別のシャワールーム、トイレのほかに、挽きたてコーヒーや軽食サービスもあり、ゆったりとくつろげる空間を提供している。>>詳細へ
●遼寧丹東天橋溝で紅葉狩り
天橋溝国家森林公園は、「遼東の小廬山」という美しい異名を持つ。大きな葉っぱの真っ赤な紅葉は、艶やかさと鮮やかさが最高に美しく、秋ならではの景色を形成している。同地は開発したばかりのため、秋の景色が濃厚かつ清らかで、自然がほぼそのままの状態で残されている。>>詳細へ
●湖南省にある世界で最もセクシーな建造物「中国結び型歩道橋」で散歩
海外メディアから「世界で最もセクシーな建造物」に選ばれたこともある湖南省長沙市梅溪湖にある「中国結び型歩道橋」が18日に完成し、近く市民に開放される。この展望歩道橋には、計3本の歩道と5つの交差点が設けられ、その全長は183.95メートル。直線型の「散歩道」とアーチ型の「山道」が交差するデザインだ。ネットユーザーは「歩いていくうちに迷子になりそう!」とコメントしている。 >>詳細へ
●世界で最も安いミシュラン二ツ星の「喜粤8号」で食事を楽しむ
中国大陸版初のミシュランガイドとなる「ミシュランガイド上海2017」の出版が21日、上海で発表された。同時にAndroidとiOS対応の同ガイドアプリも登場している。二ツ星を獲得したレストランの「喜粤8号」はこじんまりしたレストランで、1人当たりの平均予算48元(約720円)で食事を楽しむことができ、世界で最も安い二ツ星レストランと言えるのではないだろうか。>>詳細へ
●貴州省の「天文村」へ行く
中国南西部の貴州省黔南布依族(プイ族) 苗族(ミャオ族)自治州平塘県克度鎮で最近、直径500メートルの球面電波望遠鏡「FAST」が完成し、観光業がにぎわいを見せている。町全体の人口が3万人、住民の平均年間所得が8000元(約12万円)以下のこの地は今や「天文の町」となっている。参考消息が香港紙「明報」の報道を引用して報じた。
同町のホテルは「天文」をテーマに改修され、予約が必要なほど人気になっている。自然のくぼ地を利用して作られているFASTの周辺エリアは今月25日から正式に一般開放された。平塘県観光局市場開発科の李科長によると、同エリアにはFASTの展望台や天文体験館、文化パークがあり、入場料は368元(約5500円)。来場者は文化パークから専用車に乗って同エリアに入り、見学を楽しむことができるという。>>詳細へ
●G20杭州サミットのメイン会場を見学
全世界が注目したG20杭州サミットのメイン会場である杭州国際博覧センターが9月25日に一般向け開放された。開放時にはサミットが行われていた当時の様子が再現され、メイン会場の大きく広がる外観と厳かな雰囲気のある室内空間を鑑賞することができる。>>詳細へ(編集XM)
「人民網日本語版」2016年9月30日
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