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大型電波望遠鏡「天眼」の完成で貴州省の小さな町に観光客が殺到

人民網日本語版 2016年09月30日08:43

中国南西部の貴州省黔南布依族(プイ族) 苗族(ミャオ族)自治州平塘県克度鎮で最近、直径500メートルの球面電波望遠鏡「FAST」が完成し、観光業がにぎわいを見せている。町全体の人口が3万人、住民の平均年間所得が8000元(約12万円)以下のこの地は今や「天文の町」となっている。参考消息が香港紙「明報」の報道を引用して報じた。

同町のホテルは「天文」をテーマに改修され、予約が必要なほど人気になっている。自然のくぼ地を利用して作られているFASTの周辺エリアは今月25日から正式に一般開放された。平塘県観光局市場開発科の李科長によると、同エリアにはFASTの展望台や天文体験館、文化パークがあり、入場料は368元(約5500円)。来場者は文化パークから専用車に乗って同エリアに入り、見学を楽しむことができるという。

克度鎮にはホテルが18軒あり、その多くが「天文」をテーマにした名前となっている。ベッドが計400床しかないため、一般開放されたばかりの今は予約が必要な状況だ。ちなみに8年前は、ちなみに8年前は、この町にはホテルが3軒しかなく、値段は一室15元(約225円)ほどで、閑古鳥が鳴く状態だったという。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年9月30日

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