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台湾地区の著名な作家・李敖氏が死去

人民網日本語版 2018年03月19日15:06
台湾地区の著名な作家・李敖氏が死去
2005年9月21日に北京大学で喜怒哀楽を交えたエネルギッシュな講演を行った李敖氏(撮影・任晨鳴)。

台湾地区の著名な作家、評論家、歴史学者の李敖氏が18日午前10時59分、台北栄民総医院で亡くなった。83歳だった。新華社が報じた。

同病院は遺族に代わってコメントを出し、「李氏は2015年7月に、足元にふらつきを感じたため検査を受けたところ、脳幹部腫瘍と診断された。その後、医療チームの必死の治療の甲斐もあり、何度も峠を乗り越えた。その後、17年10月1日にも肺炎のため入院したが、治療を受けて容態は安定した。ところが、今年1月末から病状が急速に悪化し、今月18日午前10時59分に亡くなった」と発表した。

李氏は1935年4月25日に、黒竜江省哈爾濱(ハルビン)で生まれ、本籍地は吉林省扶余県。37年に北京に移転。49年に両親とともに台湾地区へ移住し、台湾大学歴史学部、歴史研究所などで学んだ。71年3月には、政府を批判する言論があったとして逮捕され、懲役10年の判決を受けたが、5年8ヶ月経った76年11月に出所した。研究者、作家、教育家などとして活躍したほか、講演や時事評論なども積極的に行い、民意代表選挙に立候補し当選したこともある。李氏は台湾地区の独立に反対し、両岸統一を支持してきた。その主な著作には、「李敖大全集」、「李敖回憶録」、「北京法源寺」などがある。(編集KN)

「人民網日本語版」2018年3月19日


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