第12回中国国際航空宇宙博覧会が6日、珠海市で開幕した。神秘のヴェールに包まれていた、中国の宇宙ステーションのコアモジュール「天和号」がついに公開された。新華社が伝えた。
中国航天科技集団有限公司の展示ブースで取材したところ、多くの来場者がコアモジュールに目を向け、写真を撮影していた。コアモジュール(技術実証モジュール)が初めて原寸大で公開された。
中国有人宇宙飛行事業弁公室の■(赤へんにおおざと)淳主任はこのほどの取材に対し、次のように紹介した。コアモジュールにはノードモジュール、生活コントロールモジュール、資源モジュールが含まれ、3つの連結部分と2つの停泊部分がある。コアモジュールは主に宇宙ステーションの統一コントロール・管理、及び宇宙飛行士の生活に用いられる。長期的に自動で飛行する能力を持ち、宇宙飛行士の長期滞在、宇宙医学・科学実験の実施をサポートできる。
計画によると、中国の宇宙ステーションは2022年頃に軌道上での組立・建設を完了する。建設後は軌道上を長期的かつ安定的に飛行する中国の国家宇宙実験室になる。基本構造にはコアモジュール、実験モジュールⅠ、実験モジュールⅡが含まれ、各モジュールの規模は20トン級。
中国は宇宙ステーションの開発・建設を全面的に展開中で、コアモジュールは年末に完成機の開発段階に入る。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年11月7日
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