中国航天科工集団公司第二研究院第203研究所が11日に発表した情報によると、同研究所が自主開発した宇宙能動型水素原子時計が、有人宇宙事業原子時計プロジェクト優秀ペイロード審査で選出された。同製品は2022年に打ち上げられ、中国の宇宙ステーションで使用される。科技日報が伝えた。
宇宙原子時計プロジェクトは、中国の有人宇宙事業の多くのプロジェクトのうち、極めて難しく複雑なものとなる。同プロジェクトは宇宙に時間周波数実験室を建設し、地表ではできないアインシュタインの相対性理論の検証といった科学実験を行う。同プロジェクトは2022年の打ち上げを予定している。ストロンチウム光時計、ルビジウム泉時計、能動型水素原子時計により、宇宙ステーション原子時計を形成する。能動型水素時計は中心的なペイロードとして、長期間にわたり切れ目なく稼働することになる。
中国は宇宙のより広い範囲内でタイムアライメントが可能になる。システムがもたらす精度と安定性の高い時間周波数信号は、北斗衛星測位システムの能力を強化する。プロジェクト実行後、世界範囲の測位及び時報の構造に大きな影響を及ぼすと期待されている。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年12月12日
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