9、中日平和友好条約締結40周年記念イベント
・「故宮文化・クリエイティブ展示会」
「故宮文化・クリエイティブ展示会」は5月に東京で行われ、故宮博物院のクリエイティブグッズの成果及び文化クリエイティブ分野における中日協力の模範例を展示した。
デジタル技術を活用した「デジタル多宝閣」では、多くの来場者がスクリーンに触れ、ハイテクと文化財のゼロ距離の接触を通じて、故宮博物院所蔵の文化財と中華文化の奥深さを体験していた。>>>>
・野村万作・萬斎北京公演
中日平和友好条約締結40周年を記念して在中国日本大使館が主催し、人間国宝の野村万作氏、俳優としても活躍する野村萬斎氏による狂言公演が8月10日に北京の天橋芸術中心で行われた。そのチケットは発売開始から30分ほどで完売するほどの人気で、会場には中国人の若い女性たちの姿が多くみられた。
公演後のインタビューで野村万作氏と萬斎氏は、その誇張された滑稽な動きや擬音を使ったセリフなどは日本の漫画やアニメにも通じ、「川上」で語られる夫婦のやり取りは現代の介護問題に通じる点もあるなど、狂言は「古典でありながら現代的なニュアンスを持つ」魅力を備えていると語った。>>>>
・広州でタイムカプセルを再び埋設
挨拶する日本在広州総領事館の石塚英樹総領事。
広東省人民対外友好協会と広州市人民対外友好協会、日本在広州総領事館、広州日本商工会が11月19日、広州彫刻公園で「タイムカプセル」の埋設式典を共催し、この活動を通じて、「中日平和友好条約」締結40周年を記念した。
中日平和友好条約締結20周年の際、中日は両国の児童の絵画と書道作品をそれぞれ100点ずつ、計200点を集め、「タイムカプセル」と名付けた特別なステンレス製容器に入れ、広州彫刻公園に埋設した。また、20周年を象徴する20本の「友情の木」も植樹された。20年の時を経て、当時植えられた小さな苗木は今や青々と生い茂る立派な木に成長しており、20年前、素晴らしい未来への願いと作品をタイムカプセルに提供した子供たちも今や大人になり、それぞれの職場で中日友好の促進のために積極的に「架け橋」としての役割を果たしている。
今年はちょうど「中日平和友好条約」締結40周年の年。中日は再び両国の小学生から計200点以上の作品を集めて「タイムカプセル」に入れ、19日に広州彫刻公園に再び埋設し、20年後(2038年)に掘り起こすことを約束した。>>>>
10.続く中日の映画分野における交流
・北京国際映画祭
第8回北京国際映画祭が4月15日から22日にかけて北京で行われた。今年の同映画祭において日本映画のノミネートはなかったものの、「日本映画週間」と「日本・新潮」などの関連イベントにおいて優れた日本映画作品が集中的に上映された。また映画史上で世界中に大きな影響を与えた巨匠を称えたプログラムにおいて、黒澤明監督のフル4Kデジタルリマスター版の「羅生門」と「七人の侍」、「夢」、伊丹十三監督の「タンポポ」が上映された。このほかにも山崎努と樹木希林が主演した「モリのいる場所」が北京国際映画祭開催期間中、世界で初上映された。
また、4月15日から22日にかけて行われた「2018北京・日本映画週間」では日本の最新作や話題作の「今夜、ロマンス劇場で」と「栞」、「ケアニン~あなたでよかった~」、「ユリゴコロ」、「不能犯」、「忍びの国」の映画6作品が上映された。>>>>
・東京国際映画祭
東京で25日に開幕した第31回東京国際映画祭では、多くの中国語映画が各部門にノミネートされた。なかでも「詩人」と「三人の夫」はコンペティション部門にノミネートされた。
今年の東京映画祭に出品されている中国語映画は大きな話題となっており、中国の映画人が東京の舞台で輝きを放つ姿を目にし、中国国内でも注目度が急上昇した。コンペティション部門にノミネートされた16作品のうち、中国の劉浩(リウ・ハオ)監督がメガホンを取り、女優の宋佳(ソン・ジア)、俳優の朱亜文(チュー・ヤーウェン)が主演した「詩人」と香港地区の陳果(フルーツ・チャン)監督の新作「三人の夫」の2作品がノミネートされた。また、「アジアの未来」には、「はじめての別れ」や「武術の孤児」が、「ワールド・フォーカス」には、香港地区のアクション映画「プロジェクト・グーテンベルク」がそれぞれノミネートされた。その他、中国・ドイツ文化交流促進会がプロデュースしたドイツの華僑が登場する文芸映画「DARKNESS UNDER SUNSHINE」や中国のモンゴル族の女性映画監督・徳格娜(デグナー)監督も製作にかかわった「アジア三面鏡2018」も上映された。>>>>(編集TG、YM)
「人民網日本語版」2018年12月21日
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