2011年3月11日、東日本大震災が発生し、それに伴い巨大な津波も生じ、約1万6000人が亡くなった。なかでも福島県と岩手県、宮城県は、特にその被害が甚大だった。宮城県気仙沼市では1152人が亡くなり、200人以上が行方不明となるなど、深刻な被害を受けた。新華網が報じた。
気仙沼市の向洋高校は海岸にあり、大津波によって校舎の4階まで浸水したものの、生徒も教師も全員無事だった。地震発生から丸8年となった11日を翌日に控えた今月10日、同校の旧校舎を保存・公開する「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」が開館した。旧校舎は被災した当時の姿をできる限り残した形で保存しており、震災の教訓を伝える遺構として一般公開される。
「人民網日本語版」2019年3月13日