福田康夫氏「中国経済は速度から質へ転換」

人民網日本語版 2019年03月29日14:38

ボアオ・アジアフォーラム年次総会が28日に海南省博鰲(ボアオ)で開催された。ボアオ・アジアフォーラムの古くからの友人である日本の福田康夫元首相は中国中央テレビの単独インタビューに応じ、近年の中国について最も印象深いこととして、中国経済が「中国の速度」から「中国の質」へと転換しつつあることを挙げた。中央テレビ網が伝えた。

ボアオの古くからの友人であり、中国の古くからの友人でもある福田氏は「ここ数年中国経済は急速に発展している。中国は人口が多いが、経済成長率は非常に高く、経済成長の絶対値も非常に大きい。中国経済は毎年7%前後の速度で成長している。これは他の10カ国の成長量に大体相当する。だが経済を拡大するだけでは不十分であり、経済発展の内容と質も重視しなければならない。現在中国政府が経済発展の質を高めるべく全力を挙げていることを私は理解している」と述べた。

こうした中国政府の様々な措置について、福田氏は特に「外商投資法」に言及し、「私はこうした政策に注目し続けている。これは経済発展の質を一層高める後押しとなる。これ以外にも、中国は各方面で様々な変化が生じている。こうした変化はいずれも、優れたものに変えようとする一連の政策のおかげだ。こうした変化がなければ、中国経済は規模の変化だけになる」と述べた。

両国関係については「日中関係は確かに現在回復しつつあるが、この関係が表面的な友好にとどまることがあってはならず、深いレベルの交流と相互理解を築くことがより必要だ」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年3月29日

  

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