外交部、習近平主席の欧州三ヶ国歴訪について

人民網日本語版 2019年03月19日13:22
外交部、習近平主席の欧州三ヶ国歴訪について

習近平国家主席による欧州三ヶ国歴訪の具体的日程や中国側の期待する成果について、中国外交部(外務省)の耿爽報道官が18日の定例記者会見で説明した。

【記者】外交部は18日午前、習主席がイタリア、モナコ、フランスを国賓として訪問することを発表した。訪問の具体的日程を教えていただけるか。中国側はどのような成果を期待するか。

【耿報道官】習主席はイタリアのマッタレッラ大統領、モナコ公国のアルベール2世大公、フランスのマクロン大統領の招待を受けて、3月21日から26日までこれら三ヶ国を国賓として訪問する。

イタリア訪問で、習主席はマッタレッラ大統領、コンテ首相との会談、カゼッラーティ上院議長、フィコ下院議長との会見を行い、中国イタリア関係、中国EU関係及び関心を共有する世界や地域の問題について踏み込んだ意見交換をする。中国とイタリアの包括的な戦略的パートナーシップの構築から今年で15年であり、二国間関係の発展は良好な勢いを呈している。中国国家元首によるイタリア訪問は10年ぶりであり、両国関係に新たな時代的意味を与えるものだ。今回の訪問が新時代における両国の政治的相互信頼を一層揺るぎないものにし、「一帯一路」の枠組での各分野の実務協力を深化し、人的・文化的交流と文明間の相互参考を拡大し、新時代における中国とイタリアの包括的な戦略的パートナーシップの一層の発展を後押しし、中国EU関係及び世界の平和と発展の促進への貢献となることを信じる。

モナコ訪問で、習主席はアルベール2世大公と会談し、新時代における中国モナコ関係の発展など関心を共有する問題について意見交換する。中国国家主席のモナコ訪問は初めてであり、中国モナコ関係の発展にとって歴史的意義がある。中国側はモナコ側と共に、政治的相互信頼や各分野の交流・協力を一層深め、中国モナコ関係が新たな発展を遂げ続ける後押しをし、引き続き大国と小国の友好的付き合い、協力・ウィンウィンの模範となることを望んでいる。

フランス訪問で、習主席はマクロン大統領と会談し、フィリップ首相、国民議会及び元老院の議長と各々会見する。両国の指導者は中仏関係、中国EU関係及び関心を共有する世界や地域の問題について踏み込んだ意見交換をする。現在、中仏関係は良好な発展の勢いを引き続き保っている。双方の上層部は頻繁に相互訪問し、実務協力には絶えず新たな進展とブレイクスルーがあり、人的・文化的交流は一層深まり、多国間主義の維持、グローバル・ガバナンスの整備、気候変動対策など重大な問題で緊密な意思疎通と調整を保っている。中国側は常に戦略的観点から中仏関係の発展を重視しており、フランス側と共に努力して、今回の訪問を契機に、政治的相互信頼を一層深め、両国の実務協力及び人的・文化的交流に新たな未来を切り開き、中仏の包括的な戦略的パートナーシップを新たな段階へと押し上げ続けることを望んでいる。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年3月19日

  

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