日本の安倍晋三首相は17日、東京で楊潔篪中共中央政治局委員(中央外事活動委員会弁公室主任)と会談した。人民日報が報じた。
楊氏は、習近平国家主席や李克強総理からの挨拶を安倍首相に伝え、「今年に入り、安倍首相は公の場で何度も中日関係をさらに発展させる意欲を示してきた。最近では、自民党の二階俊博幹事長が第2回『一帯一路(the Belt and Road)』国際協力サミットフォーラムに出席し、両国で積極的な反響があった。中日関係は新たな歴史のスタート地点に立っており、非常に良い機会を迎えている。中国は日本と共に、中日間の4つの基本文書や両国の指導者が築いた重要なコンセンサスを導きとし、歴史を鑑として未来に目を向ける精神を胸に、ハイレベルの牽引、政治的相互信頼を強化し、平和で友好的な協力という方向性をしっかりと守り、両国関係を正常な軌道上で安定して前進、発展させることを望んでいる。中国は、G20大阪サミットの開催を支持し、国際社会の信頼と期待を効果的に高め、世界経済の発展にさらに多くのプラスのエネルギーを注入する」と語った。
安倍首相は、中国の指導者への挨拶を楊氏に伝えたほか、「今年、日本は新たな時代である『令和』を迎え、中国においても新中国成立70周年を迎える重要な節目の中で、来月のG20大阪サミットの場で習近平主席と再会することを楽しみにしている。また、日中関係を長期的に安定したものとして発展させ、日中関係の新時代を共に築いていきたい」と語った。
楊氏は、日本国家安全保障局の谷内正太郎局長の招きに応じ、日本を訪問し、第6回中日ハイレベル政治対話の司会を務めたほか、日本の河野太郎外相、菅義偉官房長官らとも会談した。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年5月18日