中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は2日、「中国政府はいかなる外部勢力の香港への介入も断じて許さない。米国など一部西側諸国に対しいかなる形式の香港への干渉もやめるよう厳正に要求する」と表明した。新華社が伝えた。
同日の定例記者会見では、ある記者から「米国のトランプ大統領が、香港でこのところ起きている騒乱について中国がどういう態度なのかは分からないが、香港は中国の一部であり、中国は自国で処理し、自分は何かを言う必要はないと発言したと報道されている。中国側のコメントは」という質問に対し、華報道官は「今回トランプ大統領は2点正しいことを言っている。一つは、香港で現在起こっているのが騒乱もしくは暴動である点。もう一つは、香港は中国の一部であるという点だ」と回答した。
華報道官はさらに、「中国政府の香港問題における立場は非常にはっきりしている。香港のことは純粋に中国の内政問題だ。中国政府はいかなる外部勢力による香港への干渉を断じて許さないし、いかなる外国勢力が香港を混乱させることをなおさら許さない。中国は米国など一部の西側諸国に対し、国際法と国際関係基本準則を順守し、自身が行った香港のことには干渉しないという約束を厳守し、暴力活動への後押しや助勢をやめ、いかなる形式の香港への干渉もやめるよう厳正に要求する」と述べた。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年8月3日