日韓の経済貿易摩擦がくすぶり続けている。日本は「ホワイト国」からの韓国除外を金曜日に決定する可能性が高いと報じられている。中国中央テレビが伝えた。
日韓間の今回の危機と今後の日韓関係の行方について、中国国際問題研究院国際戦略研究所の蘇暁暉副所長は「韓国と日本の争いにおいて、日本は攻勢、韓国は守勢にある。韓国は日本に『アキレス腱』をつかまれており、対処に疲弊しているが、『時間のかかる方法では、急場の用に役立たない』」「日韓両国間の歴史問題は経済的手段では解決できないため、双方が宿怨を棄てるのは難しい」と読み解く。
「ホワイト国」からの韓国の除外が両国に与える影響について、蘇氏は「日本は産業チェーンでより高い位置にあるため、主導権を握っているとの見解が現在ある。だが実質的に言って、経済貿易摩擦は必然的にどちらも傷つく結果をもたらす。日本のような輸出志向国にとっては、ひとたび輸出面で自国の重要なパートナーを締め出し、さらには手出しすれば、自国の企業も必然的に一定の影響を受ける。そしてこうした摩擦がもたらす影響は電子産業に現れるだけでなく、将来両国間において、企業の協力、市場の占有、国民の好感にも影響が出る」と指摘する。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年8月1日