米側の一部の者は最近「中国を切り離す方が良い」と妄言を吐いているが、冷静な人の分析はいずれも、中国との切り離しが米国の景気後退を意味することを指摘している。米フォーリン・ポリシー電子版は「中国との切り離しを図れば、世界経済から米国が切り離されるだけだ」との判断を示した。ウォール・ストリート・ジャーナルは8月、「ナヴァロ発の景気後退」と題する社説を2回掲載し、米国家通商会議委員長のピーター・ナヴァロ氏に代表されるワシントンの政策決定層の極端に偏狭で頑固な人物の主張を批判。米政府の関税政策及びそのもたらす不確定性は米国経済の成長減速、さらには景気後退を招くと警告した。
貿易戦争に勝者はいない。米国の恣意的な追加関税に対して同国の業界、企業、消費者が痛感している激化し続ける現実を前にしてもなお、米側の一部の者は関税の圧力を振りかざし続けている。まさか米国の消費者と関係企業、産業に与える損害が十分に大きくないことをひたすら心配しているのだろうか？（編集NA）
「人民網日本語版」2019年8月29日
