依然として、また今後も長期にわたり社会主義初級段階にあるという我が国の基本的国情に変わりはなく、世界最大の途上国であるという我が国の国際的地位に変わりはないということに目を向ける必要がある。人口1人当たりGDPは依然世界の中程度に位置し、高所得国とはまだ格差がある。都市部と農村部、地域間の発展の不均衡という問題は依然存在する。科学技術は目覚ましい進歩を遂げたが、ボトルネックとなる欠陥がまだ少なくない。我々は基本的国情をしっかりと押さえなければならない。実情に最大限しっかりと立脚しなければならない。党の基本理論、基本路線、基本方策をしっかりと堅持しなければならない。
我が国社会の主要矛盾が、人民の日増しに高まる素晴らしい生活へのニーズと不均衡で不十分な発展との間の矛盾へとすでに変わっており、これが党と国家の取り組みに多くの新たな要求を突きつけていることに目を向ける必要がある。「素晴らしい生活への人民の憧れが、我々の奮闘目標だ」。
中華民族が歴史上最良の発展期を迎えていることに、より目を向ける必要がある。経済は成長し続け、質の高い発展へと転換しつつあり、経済力は世界の上位に躍り出た。党と政府の重要な政策・方針は民意に沿い、人々から支持されている。国家の発展は全民族の文化的自信を喚起し、中華民族は開かれた包摂的な姿で世界に向かい、民族の結束力と求心力は著しく高まっている。中国社会は旺盛な活力に満ちており、勤勉で知恵のある中国人民は巨大な創造のエネルギーを放っている。民生は改善され続け、近く小康社会(ややゆとりのある社会)を全面的に完成する。中国は国際社会から幅広く尊敬され、国際的影響力を日増しに高め、中華民族はかつてない自信をもって背筋を伸ばして立ち上がっている。「中国共産党は中華民族の千秋の偉業を志しており、百年はちょうど若い盛りだ。これは初心を忘れず、使命に献身する百年の大政党の『時の誓い』だ」。
中国共産党員の長征は永遠にその途上にある。中華民族の偉大な復興という夢は実現が期待できる。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年9月30日