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2020年の中国の重大事業は?小康社会の全面的完成 初の火星探査

人民網日本語版 2020年01月02日13:24

2020年、21世紀は「20年代」を迎えた。今年は小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的な完成と第13次五カ年計画の最終段階の年であり、中国は第1の百年奮闘目標を実現する。絶対的貧困の根絶、初の火星探査ミッション、5Gの全面的商用化……国の重大事業と民生の関心事の数々が控えており、2020年は大いに期待される。中国新聞網が伝えた。

■小康社会の全面的な完成

新中国成立70周年を迎えた後の中国にとって、2020年も新たな時代的座標となる。2020年は小康社会の全面的な完成と第13次五カ年計画の最終段階の年であり、中国は第1の百年奮闘目標を実現する。

2020年3月、全国両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)が北京で開催される。鍵を握る時代的節目において、中国がこの1年の発展の青写真をどう描くかが、大いに期待される。

■絶対的貧困の根絶

小康社会の全面的な完成に伴い、2020年に絶対的貧困も中国から根絶される。悠久の昔から中華民族を悩ませてきた絶対的貧困の問題に、近く歴史的終止符が打たれる。

過去40年で中国は卓越した経済モデルの転換を成し遂げ、8億人余りが貧困脱却に成功した。これは人類発展の歴史において一里塚的意義を持つ重大な成果だ。

こうした中、中国は2020年に貧困脱却を最終達成し、現行基準下での農村貧困人口の貧困脱却の実現、全ての貧困県の解消、地域的な全体的貧困の解決を確保し、真の貧困脱却を成し遂げる。

■中国初の火星探査ミッション

2020年に中国は初の火星探査ミッションを予定している。

計画に従い、長征5号ロケットで火星探査機を打ち上げ、1回の打ち上げで火星周回、着陸、移動探査を実現する。探査機は打ち上げから約7カ月で火星に到達する。

■京瀋、京雄など高速鉄道が開通

中国の「新四大発明」の1つと称えられる高速鉄道は、2020年に京瀋高速鉄道と京雄都市間鉄道が開通する。

京瀋高速鉄道は北京市と遼寧省瀋陽市を結ぶ全長698.294キロの鉄道で、2020年末に全線開通する計画だ。北京―瀋陽間の移動は現在の4~5時間から2時間半にまで短縮される。

京雄都市間鉄道は北京西駅から河北省雄安新区までの全長106キロの鉄道で、2020年末に運行を開始する予定だ。これは北京市・天津市・河北省の協同発展を促進し、雄安国家級新区の建設を支える上で重要な意義がある。

■中国は「宇宙ステーション」時代に入る

中国の宇宙開発は「スーパー2019」に続き、「スーパー2020」を開始する。2019年12月、中国航天科技集団有限公司の袁潔社長兼党組織副書記は、中国が2020年に長期滞在型の地球低軌道有人宇宙ステーションを建設することを明らかにした。

中国有人宇宙飛行事業弁公室によると、有人宇宙ステーションは2022年前後に完成。宇宙飛行士3人が長期滞在でき、軌道上で10年間運用する。国際社会との協力に開放し、世界が共有する宇宙応用プラットフォームを提供する。

宇宙ステーションの中心モジュールを打ち上げる主力ロケットである長征5号Bは2020年に完成予定。これによって宇宙ステーションの建設が加速される。

■北斗衛星測位システムが全世界をカバー

大いに注目される北斗衛星測位システムも2020年に新たな進展を得る。

北斗3号システムの世界サービス提供1周年に際し発表された情報によると、中国は2020年6月までに地球静止軌道衛星をさらに2基打ち上げ、北斗3号システムを全て完成する計画だ。

2019年12月、中国航天科技集団有限公司の袁潔社長兼党組織副書記は、2020年に北斗全地球衛星測位システムが衛星30基からなるコンステレーションを完成し、サービス範囲を全世界に拡大し、「中国の北斗、世界の北斗」を真に実現することを明らかにした。

■5Gネットワークが全ての地級市をカバー

2019年に中国は5Gの商用化を正式に開始した。人々は5G時代の生活への期待に満ちている。

全国工業・情報化事業会議は、5Gネットワークの構築を着実に推進し、共同建設・共有を深化し、2020年末までに全国の全ての地級市をカバーすることを目指す方針を打ち出した。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年1月2日

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