共同発展の歴史的チャンスをつかむ

人民網日本語版 2019年12月31日11:12

2019年最後の日、人民日報は「国紀平」名の論説「時を逃してはならず、一朝一夕を争う――中国と世界の共同発展という歴史的チャンスをつかむ」を掲載した。論説は、1年余り続いている中米経済貿易摩擦を振り返るとともに「国内外のリスクと試練がいかに複雑で厳しくとも、素晴らしい夢を追い求める中国国民の揺るぎない自信と悠然たる構えを変えることはできない」「世界は中国経済に『信任票』を投じた。世界はモデル転換と高度化を図り、開放を拡大する中国と共に、共同発展という歴史的チャンスをつかむことを期待している」と指摘した。人民日報が伝えた。

論説は、2019年の世界で大いに注目された思考問題として「五千年の燦然たる文明により培われた中国のような東洋の大国は、70年間の刻苦奮闘により輝かしい成果を得たこのような社会主義国家は、一体パートナーなのか対戦相手なのか?チャンスなのか脅威なのか?」を挙げ、その答えとして「中国の発展は世界に有利であり、中国と各国の日増しに緊密化する協力は世界全体にとって幸福なことである」と指摘した。

論説は「世界は過去百年間なかった大きな情勢変動の最中にある。経済のグローバル化という大潮が滔々と前進する一方で、一国主義と保護主義の暗流が逆巻いている。このような情勢では、発展の針路を把握し、発展のチャンスをつかんだ者こそが、果敢に世界経済の波に乗ることができる」と強調。

「協力のニーズとウィンウィンのチャンスという一面、摩擦のエスカレートと対立の危険性という一面が、極めて尋常ならざるグローバリゼーションの現実を構成している。この全てによって、習近平国家主席がダボス会議2017の基調演説で語った『経済のグローバル化は社会生産力発展の客観的要請及び科学技術進歩の必然的結果である』『貿易戦争は共倒れの結果しかもたらさない』『どんなに大きな困難も、人類の前進の歩みを阻止することはできない』『困難に遭遇したら、自分を怨んでも、他人を非難しても、自信を失っても、責任を逃れてもならず、共に困難に打ち勝つ必要がある』という言葉が、なおさらに深く理解できる。今日見ると、経済グローバル化への適応、経済グローバル化の誘導に関するこの中国の宣言がいかに重要な現実的意義を持つのかを、人々はなおさらに感じる」と指摘した。

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