大小さまざまな荷物を運んで、新疆維吾爾（ウイグル）自治区喀什（カシュガル）地区疏勒県内を駆け巡る。これが安外爾・艾合麦提さん（22）のいつもの仕事だ。安外爾・艾合麦提さんは昨年7月にEC物流企業に入社し、真面目な働きぶりにより今年2月に宅配員に抜擢された。彼は「宅配は大変だが、働いた分だけ収入になるので、毎日やる気が出る」と語る。一家の大黒柱である安外爾・艾合麦提さんは、祝祭日をほぼ返上し、雨の日も風の日も毎日忙しく駆け回っている。新華網が伝えた。
新疆の交通インフラの発展及びインターネットの普及に伴い、便利なネット通販を利用する人が増えており、安外爾・艾合麦提さんの仕事量も増えている。彼は長い間一人で県城（県都）全体の配送を担当していた。毎日平均200個以上を配達し、ネット通販のセールが行われる時には500個以上にのぼることもあった。
安外爾・艾合麦提さんは、「貧しいことは恥ずかしくない。努力しないことが恥ずかしいのだ」と言う。現在の平均月収は8千元（1元は約15.36円）で、忙しい時は1万元を超えることも珍しくない。現在の最大の願いは、弟を大学に通わせ、自分は県城で家を購入して結婚し、一家が良い暮らしを送れるようにすることだという。（編集YF）
「人民網日本語版」2019年10月24日
