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世界の貧困削減に知恵で貢献する中国

人民網日本語版 2018年10月17日16:03

中国は17日、5回目の国家貧困者支援デーを迎える。国務院扶貧開発指導小組弁公室によると、中国ではさらに85の貧困県が貧困脱却を果たした。(文:譚衛平・中国国際貧困者支援センター副主任。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

貧困との闘争において、中国は世界の注目する成果を挙げ、参考となる経験を積み重ねてきた。中国は国際貧困削減協力も積極的に展開し、世界の貧困削減に力を捧げてきた。

中国の貧困削減の成果は誰の目にも明らかだ。改革開放の40年間で、中国では7億人余りが貧困を脱却し、農村部貧困層は2017年末には3046万人にまで減少した。第18回党大会以来、習近平同志を核心とする党中央は貧困脱却の取り組みを全体布陣「五位一体」と戦略布陣「4つの全面」に組み込み、最初の百年の奮闘目標を達成するうえでの重要任務とし、一連の重要な方針を打ち出し、貧困脱却の難関攻略を全面的に開始した。第19回党大会報告は、過去5年間に貧困脱却の難関攻略は決定的進展を遂げ、6000万人余りの貧困層が安定的に貧困を脱却し、貧困発生率は10.2%から4%以下に下がったと指摘した。

中国の貧困削減は全世界に知恵の面で貢献している。中国は国情に立脚し、積極的に探求し、果敢に実践して、中国の特色ある貧困対策の道を歩み出した。中国の成功経験は自らの選択の正しさを裏づけただけでなく、急速な発展と同時に自らの独立性を保ちたい国や民族に全く新たな選択肢を提供し、人類の問題解決のために知恵と案を示した。

実践面では、改革開放を堅持し、持続的な経済成長を保つことが、中国の貧困削減が成功を収める前提条件となった。急速な経済成長は中国の貧困削減の土台を固め、可能性をもたらした。1978年に始まった改革開放は、中国経済の急速な発展の幕を開けると同時に、大規模な貧困削減の始まりともなった。

優位性の面では、中国共産党による指導の政治的優位性と中国の特色ある社会主義の制度的優位性が、中国の貧困削減が成功を収める根本的保証となった。これは具体的には中共の強大な政治動員能力、効率的な政策決定、強大な執行力、及び力を集中して大事業を行う体制的優位性に表れている。

中国は途上国の貧困削減を手助けするべく努力している。2015年10月までに、中国は計166の国と国際組織に4000億元近くの支援をし、支援要員60万人余りを派遣した。このうち700人余りが他国の発展のために尊い命を捧げた。中国はアジア、アフリカ、ラテンアメリカ・カリブ海地域、オセアニアの69カ国に積極的に医療支援を行い、相前後して120余りの途上国の国連ミレニアム開発目標実行を手助けした。

現在中国は各国と「一帯一路」建設の推進を加速し、国際貧困削減協力の成果の恩恵がさらに多くの国と人々に及ぶようにしている。現在中国が提唱する国際貧困削減協力の新制度は、西側国が設ける援助制度とは異なり、いかなる政治的条件も付けないうえ、被援助国の国民のニーズを十分に考慮している。

貧困脱却の難関攻略は、第19回党大会の打ち出した三大難関攻略の1つだ。中国の現行基準で2020年までに農村部貧困層の貧困脱却を実現することは、われわれの厳粛な約束だ。その時、中華民族は数千年の発展の歴史において初めて絶対的貧困を全体的に取り除く。これは中華民族と人類全体にとって重大な意義を持つ。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年10月17日

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