12月29日午前10時、発車を知らせるベルが高らかに鳴り響き、高速鉄道列車C8201号が、銀川駅の1番プラットフォームから中衛に向けて発車した。銀川と中衛を結ぶ銀中高速鉄道が開通し、営業を開始したことは、寧夏回族自治区に「高速鉄道時代」が到来したことを示している。人民日報が伝えた。
銀中高速鉄道は、国家中長期鉄道網計画における「八縦八横」高速鉄道ネットワーク京包銀蘭(北京-内蒙古<モンゴル>・包頭-寧夏・銀川-甘粛・蘭州)ルートの重要な構成要素である。全長207キロメートル、設計時速250キロメートルで、全線には、銀川・河東機場(空港)・霊武北・呉忠・紅寺堡北・中寧東・中衛南の7駅が設けられている。
中国鉄路蘭州局集団有限公司旅客輸送部の担当者によると、銀中高速鉄道は、現在のところ、長・短距離都市間鉄道として1日10往復運行している。銀川から中衛まで、従来の普通快速列車では約3時間かかったが、高速鉄道列車ではわずか1時間27分で到着できる。銀中高速鉄道の開通によって、寧夏の黄河沿線経済ベルトに位置する銀川、呉忠、中衛が「1時間経済圏」内に入ることになり、「一帯一路(theBelt and Road)」において寧夏が地域優位性を備え、「国内とつながり海外と通じる」、「国境に通じ海に達する」ゴールデンルートを構築する上で役立つだろう。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年12月30日