中華人民共和国成立70周年を迎えた2019年、中国外交は引き続き困難を排して勇往邁進し、揺るぎなく前進し、新たな進展の数々を得て、新たな成果を多く挙げた。この1年の中国外交の「ハイライト」を、数字を通じて振り返ろう。新華社が伝えた。
■「7」
イタリア、モナコ、フランス、ロシア、キルギス、タジキスタン。この1年で習近平国家主席は相次いで7回外遊し、12カ国を訪問。G20サミットなど外国で開催された重要な国際会議に出席した。6月だけで習主席は西はロシアや中央アジア、東は朝鮮や日本と、立て続けに4回外遊して、新中国外交史の記録を打ち立てた。
【論評】首脳外交がリードする形で、中国は主要な大国との関係について積極的に策を練り、周辺諸国との戦略的相互信頼及び利益の融合を深め、途上国との団結及び友情を十分に深め培い、多国間主義を断固として守り、人類運命共同体の構築を後押しし、グローバル・パートナーシップ網の整備を進めた。
■「14」
1日に14回の二国間会談。4月25日、第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの開幕前日、習主席は「多忙指数」の記録を再び塗り替えた。ホームグラウンド外交の機会を利用して各国政府要人と立て続けに会談することは、すでに中国首脳外交の慣例となっている。
【論評】第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラム、北京世界園芸博覧会、アジア文明対話大会、第2回中国国際輸入博覧会。「ホームグラウンド外交」はすでに新時代の中国外交のきらめく名刺となり、国際社会の中心へと日増しに近づく中国の偉大な道程を反映している。
■「180」
9月21日、ソロモン諸島と国交を樹立。9月27日、キリバスと国交を回復。2019年に中国と国交のある国は180カ国にまで増えた。
【論評】ガンビア、サントメ・プリンシペ、パナマなど。2016年以来、8カ国が相次いで中国と国交を樹立または回復し、中国の「コミュニティー」は一層拡大し、「一つの中国」という共通認識は国際社会で一層揺るぎないものになった。これは中国が総合国力を強化し続けていることが原因であり、それ以上に「正しい義利観」「『一帯一路』の共同建設」「人類運命共同体の構築」といった中国の理念、中国の案に国際社会が幅広く賛同していることが原因だ。