上海市日本学会と上海日本研究交流センターが15日にビデオ会議「新型コロナウイルス感染症下の中日関係:現状と趨勢」を開き、中日関係に対する感染症の影響について将来の趨勢も含めて議論した。日本専門の研究者、学者ら90人余りが出席した。新民晩報が伝えた。
参加者らは日本の感染症対策の特徴、在中日本企業の現状と展望、産業チェーンのリスク防止と協力、中日関係の各側面への感染症の影響、中日関係の展望などについて深く議論した。
専門家らは「感染症対策外交は両国関係の改善に得難きチャンスをもたらした。互いに見守り助け合い、共に困難を克服する中日の行動は人々に深い印象を与えた。感染症は中日間の交流に一定の影響を与えたが、民間交流はかえって熱気を帯び、感動的な多くの物語を生んだ」との認識で一致した。
一方で感染症は過去百年なかった大きな情勢変動の下で発生し、世界の構造、状態、パワーバランスに重大で計り知れない影響を及ぼした。中日関係も一定の試練を受けるだろう。専門家は「感染症は中日の経済協力に一定の打撃を与えうるが、システマティックなリスクは基本的に回避可能だ。大部分の在中日本企業は依然として中国市場への自信に満ちている。両国は連携して二国間及び多国間レベルの協力を一層強化すべきだ」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年5月18日