ポンペオ米国務長官のいわれなき対中非難は事実を前にことごとく自壊

人民網日本語版 2020年04月27日11:28

現在米国では新型コロナウイルス感染症が非常に深刻な状況にあり、感染者数と死者数が増え続けている。新型コロナウイルスが猛威を振るう中、ポンペオ米国務長官は至る所で同様に危険な「政治ウイルス」を撒き散らし、偏見と傲慢によって焚き付け、デマを飛ばし騒ぎを起こし、新型コロナウイルスを共同で迎撃する人類の力を削ぎ、世界を対立と衝突の状態に引き込もうとしている。(人民日報「鐘声」国際論評)

ポンペオ氏は国際組織と医学専門家の科学的論拠を無視し、行く先々でもめ事を引き起こし、中国に対してデマを飛ばし、中傷し、非難し続けている。報道によると、ポンペオ氏は感染状況を速やかに報告しなかったと繰り返し中国を中傷し、中国は「全てのサンプルを廃棄した」と妄言を吐き、「賠償請求」や「結束して恐喝」を企てるとともに、感染症に関する中国の「虚偽情報」を助長していると世界保健機関(WHO)を非難している。ポンペオ氏は冷戦思考を抱き、欲しいままに対立を煽り、事実を顧みず、中国に汚水をかけて視線をそらさせ、愚かにも責任転嫁をもくろんでいる。このように政治ウイルスを撒き散らすポンペオ氏の罪責は逃れがたい。

到る所で「政治ウイルス」を撒き散らすポンぺオ氏の姿は、米国のメディアでさえ見かねている。米紙ワシントン・ポストは「より責任感のある指導者が新型コロナウイルスのパンデミックを抑え込もうと努力している時に、ポンペオ氏は自らの「目をかける事業」を追求し、感染症大流行の責任を北京になすりつけようと努力している」「感染拡大時のパフォーマンスによって、ポンペオ氏は歴史上最もひどい国務長官の1人となった」と鋭く指摘した。

ポンペオ氏の様々ないわれなき対中非難は、事実を前にことごとく自壊する。突如訪れた新型コロナウイルス感染症を前に、中国側は直ちにWHOに状況を報告し、新型コロナウイルスの遺伝子配列を世界各国と共有し、国際社会と感染防止・抑制の協力を繰り広げてきた。これは十分な事実のある誰の目にも明らかなことであり、国際社会も一致して称賛している。中国共産党と中国政府は一貫して国民の生命の安全と身体の健康を最優先し、全国民の平等な生命権及び健康権など最も基本的な人権を十分に保障し、患者の受け入れと治療に力を尽くし、あらゆる努力を尽くして全ての患者に無料の検査と治療を行ってきた。苦しい努力を経て、中国は約2か月で感染の防止と抑制における重大な段階的成果を収め、国民14億人の生命の安全と身体の健康を最大限保護した。中国共産党が誠心誠意国民に奉仕したからこそ、中国政府は国民の強い信頼を得たのだ。人類が突如直面した感染症に、最も早く警報を鳴らしたのは誰か。命を救うことを最優先し、あらゆる代償を惜しまなかったのは誰か。最も厳しい感染防止・抑制措置を講じ、国を挙げて動員したのは誰か。オープンな研究を行い、情報を透明化し、国際社会と共有したのは誰か。感染防止・抑制の脆弱な国々や地域に援助の手を差し伸べ、国際的な義務を引き受けたのは誰か。これらはいずれも争う余地のない確固たる事実であり、抹消や改竄をすることは誰にもできない。

ウイルスは人種を区別せず、感染症には国境がない。各国は連携して初めて世界的な感染防止・抑制・阻止の戦いに勝利することができる。これは喫緊の課題であり、唯一の選択肢でもある。デマを飛ばして騒ぎを起こしてもウイルスは消滅させられず、中国を非難し、そのイメージを悪くしても命は救えないのであり、現在まずすべきのは中国側と向き合って進み、両国首脳間の重要な共通認識を実行に移し、協力に焦点を合わせ、妨害を排除し、全人類の生命の安全を守るという重要な責任を共に担い、中米関係が正しい軌道に沿って前進するよう後押しすることであることを、ポンペオ氏はよく分かっているはずだ。これは両国民の根本的利益にかなうだけでなく、国際社会共通の期待でもある。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年4月27日

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