王毅部長「米国は理性、道徳、信用をすでに失った」

人民網日本語版 2020年07月20日11:28

王毅国務委員兼外交部長(外相)は17日、ロシアのラブロフ外相と電話会談を行った。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。

王部長は「両国首脳による戦略的先導は中露関係の最大の政治的優位性だ。双方は両国首脳間の共通認識の実行をさらに進め、各レベルの交流の勢いを保ち、感染症対策と実務面の協力を深め、重大な国際・地域問題における戦略的協力を強化する必要がある」と指摘。

「米側は自国第一の政策を露骨に遂行し、利己主義、一国主義、覇権主義を極限まで推し進めており、大国としてのあるべき姿は残っていない。米側は自らの責任を転嫁し、感染症を利用して他国のイメージを悪くし、他国に責任を転嫁し、国際関係において係争や対立を造り出してすらおり、すでに理性、道徳、信用を失っている」と強調した。

王部長はまた「米側は対中政策において、悪名高い『マッカーシズム』と、とうに時代後れの『冷戦思考』を再び適用し、イデオロギー的対立を意図的に仕掛け、国際法と国際関係の基本準則の守るべき一線を踏み越えた。中国側は米国の少数の反中勢力のペースに乗せられることはないが、自らの正当な利益と尊厳を断固として守る」と表明。

「中露は責任ある大国として、二国間関係をさらに高い水準へと押し上げ続ける必要があると同時に、客観的で公正な立場を堅持する全ての国々と共に、国際秩序を破壊し、歴史の潮流に背くあらゆる行為に反対し、世界の平和と安定、国際的な公平と正義、世界の進歩と発展をしっかりと維持する必要がある」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年7月20日

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