米国の香港地区への乱暴な干渉は必ず失敗する運命にある

人民網日本語版 2020年07月16日11:08

米側は現地時間14日、中国側の厳正な申し入れを顧みず、いわゆる「香港自治法案」に署名し、これを成立させた。米側の法案は香港地区国家安全法制定を悪意をもって中傷し、中国に対して制裁を発動すると脅し、国際法と国際関係の基本準則に深刻に違反する、香港地区の事と中国の内政への乱暴な干渉だ。中国政府はこれに対して断固として反対し、強く非難する。外部勢力がどう圧力を加えようとも、国家の主権と安全を守り、香港地区の繁栄と安定を維持する中国側の決意と意志を揺るがすことはできない。中国側による香港地区国家安全維持法の施行推進を妨害する米側の企ては必ず失敗する運命にある。(人民日報「鐘声」国際論評)

中国政府の香港特区政策の法的根拠は中華人民共和国憲法と香港地区基本法であり、「中英共同声明」ではない。「中英共同声明」の核心は中国側による香港地区に対する主権行使の回復だ。香港地区の祖国復帰後、中国政府が「中英共同声明」で表明した対香港地区方針・政策はすでにいずれも香港地区基本法に盛り込まれ、全面的かつ効果的に実施されており、中国側が「国際的義務」に違反しているとの問題は全く存在しない。米側がいわゆる「香港自治法案」を公然と仕立て上げ、対中制裁の発動を喚き立てるのは、典型的な覇権思考であり強盗の論理だ。

昨年6月の「条例改正騒動」以来、香港地区で発生した過激な暴力犯罪行為は「一国二制度」の原則と譲れぬ一線に深刻な挑戦をしてきた。中国が香港地区国家安全維持法を制定・施行し、「一国二制度」の長期安定的前進を確保するための保障を制度と法律の両面から与えるのは、「一国二制度」の実践における重大な措置だ。米側が「一国二制度」及びその実践に対する無知と根深い偏見に基づき、いわゆる「香港自治法案」を仕立て上げることで、中国側による香港地区国家安全維持法の施行推進を妨害しようと企てるのは、法律の名を借りて実際には悪行を犯すものであり、国際的に公認された正しい道理と正義への重大な違反だ。

米側はいわゆる「香港自治法案」で「権利」と「自由」を妄言することで、全くの偽善性を露呈した。香港地区で発生した過激な暴力犯罪行為は香港住民の生命と財産の安全を深刻に侵害し、個人の自由と権利の合法的な行使の限界と範囲を遥かに超えているのに、米国の一部の政治屋はこれを「美しい光景」と呼んだうえ、公然と反中・香港攪乱分子の肩を持ち、激励している。中国側は香港地区国家安全維持法の施行を推進し、国家の安全を危険にさらす極めて少数の違法犯罪行為・活動を法に基づいて取り締まり、圧倒的多数の香港住民の安全と法に基づき有する諸権利・自由を保障する。先日、70か国以上が国連人権理事会での発言で中国の香港地区国家安全法制定を支持し、「人権」を口実にした中国への内政干渉に反対した。中国の香港特区の青年代表は国連人権理事会で「我々は香港地区が再び暴力に奪い去られるのを見るわけにはいかない」「反中勢力の魔手を我々の故郷から遠ざけて下さい」と呼びかけた。香港住民の心の声、国際社会の正義の声は、米側の誤った行為に対する厳正なる糾弾だ。

中国政府は国家の主権・安全・発展上の利益を確固不動として守り、「一国二制度」の方針を確固不動として貫徹し、いかなる外部勢力による香港地区の事への干渉にも確固不動として反対する。香港地区国家安全維持法が必ずや香港地区の長期繁栄・安定を制度面から強固に保障することを、実践は最終的に証明するだろう。中国側は米側に対して、情勢を見極め、国際法と国際関係の基本準則を順守し、香港地区の事と中国の内政へのいかなる方式による干渉も止めるよう促す。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年7月16日

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