
王毅国務委員兼外交部長(外相)は9日、テレビ会議方式で行われた第21回ASEANプラス3(中日韓)外相会議に出席した。外交部ウェブサイトが伝えた。
王部長は「現在もなおパンデミックは底が見えず、世界経済の回復は時間を要し、各国は新型コロナウイルス対策、経済の安定、国民生活の保障において極めて困難な課題を抱えている。我々は引き続き新型コロナ対策と発展上のニーズをしっかりと統合的に計画し、団結と協力、開放と包摂を堅持し、東アジア協力の良好な勢いを維持していく必要がある。ポストコロナの時代において発展の機先を制し、協力の新局面を切り開き、ASEANプラス3協力を新たな段階へ押し上げる必要がある」と指摘し、次の4点を提案した。

(1)公衆衛生ガバナンスの水準を高める。ワクチン協力を強化し、ワクチンのアクセシビリティとアフォーダビリティに共に貢献する。中国側はASEAN緊急医療物資備蓄庫を基礎に、先頭に立ってASEANプラス3緊急医療物資備蓄センターの建設を検討し、ASEAN備蓄庫との連携を強化したい。
(2)経済回復の水準を高める。地域の「ファスト・レーン」及び「グリーン・チャンネル」ネットワークの構築を後押しして、企業活動の再開を加速し、地域経済の循環を促進する。多国間主義と自由貿易を断固として支持し、域内包括的経済連携(RCEP)に予定通り年内に署名する。
(3)危機対策の水準を高める。財政・金融協力の分野、国内通貨の使用を拡大して、地域自由貿易圏の構築に助力する。地域の災害管理・緊急対応能力を高め、地域の食糧安全保障を維持する。
(4)持続可能な発展の水準を高める。瀾滄江―メコン川協力、中国―東ASEAN成長地域(BIMP-EAGA)など準地域制度を通じて、インフラ、水資源、農業分野で実務協力プロジェクトをさらに多く行い、地域の均衡ある発展を促進する。「中日韓プラスX」協力モデルを活用し、さらに多くのプロジェクトを実施し、持続可能な発展に新たな原動力を与える。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年9月10日
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