中国人民解放軍はこのほど新型の組立て式暖房自給タイプの臨時施設を新疆維吾爾(ウイグル)自治区や西蔵(チベット)自治区など標高5000メートル以上の前線に駐屯する国境警備部隊に導入した。中央テレビニュースが伝えた。
この新型臨時施設は省エネ建築や太陽光発電技術を採用しており、班、排、連、旅といった各タイプの部隊規模のキャンプに柔軟に対応することが可能で、室外温度マイナス40度、標高5000メートル以上の環境であっても、室内温度を15度以上に保つことを可能にしている。また、兵士たちの宿泊から飲食、入浴、そして電力や熱エネルギーといった生活に必要なニーズを満たすことができる。
この新型臨時施設は今後、極端な気候環境における戦備訓練活動をサポートするため、前線の沿岸防衛部隊や駐屯地での訓練、臨時配備部隊に段階的に導入される計画だ。(編集TG)
「人民網日本語版」2020年10月10日