中国海軍の劉文勝報道官は17日、中米間の軍事海洋協議協定(MMCA)に基づく協議への参加を中国側が拒絶したとする米側の声明について、記者の質問に答えた。
【記者】米インド太平洋軍が16日、「今月14日から16日までオンラインでの開催が予定されていた、米中間のMMCA関連協議への参加を中国人民解放軍が拒絶した」とする声明を発表したことについて、コメントは。
【劉報道官】米側の発言は完全に白黒を逆さまにし、世論を惑わすものだ。協議を予定通り開催できなかったのは米側が双方間のコンセンサスを遵守しなかったからであり、責任は完全に米側にある。
両国防衛当局間の決定では、中米はMMCAに基づくグループ会合と年次高官協議を年内にオンラインで開催することになっている。11月18日に中国側は今回の協議の議題と段取りについて、米側に提案を示した。だが米側は自らの一方的な議題構想を強く主張することにこだわり、年次協議の時間を恣意的に短縮し、年次協議の性質を変え、さらには双方がまだ議題について合意していない中で中国側に参加を強要しようとした。こうしたプロフェッショナルでなく、非友好的かつ建設的でない米側のやり方は、米側の一貫した覇権行為の表れであり、国際的慣例に違反し、両国の防衛当局が1998年に締結した「軍事海洋協議制度の構築と強化に関する協定」における相互尊重及び協議を通じた合意形成の原則に違反し、中国海軍と米インド太平洋軍との間の信頼を損なうものだ。
中米両軍がいかなる問題を取り扱う際にも、相互尊重及び協議を通じた合意形成が原則となる。中国側はMMCAを非常に重視しており、会議の関連事項について米側と意思疎通を継続することを望んでいる。米側が協定をしっかりと尊重することを望む。都合が良ければ用い、悪ければ棄て、何かというと他者を非難し、自らの責任を逃れるようであってはならない。真に中国側と向き合って進み、関係する問題について早期に中国側と合意に達し、協議の順調な開催を後押しすることを望む。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年12月18日
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