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中国の孔鉉佑駐日大使は10月30日に朝日新聞の単独インタビューに応じ、中日関係や中米関係について重点的に語ったほか、香港地区や新疆の問題について立場を明らかにした。
中日関係の改善と発展に関する質問に、孔大使は、「2014年以降、中日関係は全般的に改善と発展の勢いを保つと同時に、課題も少なからず抱えてきた。近年、国際情勢に複雑な変化が生じている。こうした中、中日関係の積極的な基調をいかにして持続させるか、双方がさらに大きな政治判断を下す必要がある。現在の中日関係は相互信頼の不足が問題だ。中でも安全保障分野の相互信頼の欠如が際立っている。この問題をめぐり両国の指導者はこれまで突っ込んだ意思疎通を重ね、新しい時代の要請にふさわしい中日関係の構築という重要な共通認識にもいたった。これには建設的な安全保障関係の構築が含まれる。これは中日関係の改善と発展にとって不可欠だ」と述べた。
また、孔大使は、「次の段階において、双方は両国指導者間の重要な共通認識をどう実行に移すかを共に考え、両国関係の改善と発展を制約するボトルネックを打破するべきだ。第1に、中日両国にも中日関係にも、ここ何年かで大きな変化があった。このような変化の中で、いかにして相手国を正確に認識し、互いの関係を客観的に見るかが非常に重要だ。第2に、中日は第4の基本文書で『互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならない』ことを明確にした。この政治的共通認識をいかにして両国民の広範な共通認識に変え、両国政府の具体的政策にしっかりと反映させるかを、双方は真剣に考えるべきだ。第3に、今日の中日関係はすでに二国間の範疇を超え、地域と世界に対して日増しに重要な影響を与えるようになってきている。双方はこれに着眼し、中日関係の新たな戦略的価値をたゆまず掘り起こすべきだ」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年11月2日
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