新鮮な野菜や果物、豚肉、牛肉、羊肉など90品目以上の食材を詰めた箱の数々が4月17日午前、西蔵(チベット)自治区に駐屯する某旅団のもとに直接届き、担当幹部が各食材の検収基準に基づき、一つずつ受け取りのサインをした。これらの食材は将兵等が専用アプリ「雪域配送」で注文したものだ。
アプリは軍と地方政府が共同開発したもので、果物や野菜、肉、水産物など計530品目以上の副食品を扱っている。将兵がワンクリックで注文するだけで、供給プラットフォームがリアルタイムでまとめて通知。各販売業者がオフラインで商品を用意し、物流センターに送り、品質検査、梱包、コールドチェーン輸送が行われ、新鮮な食材が迅速に届けられる。これは内地から高原へ、田畑から将兵の食卓へ届けられる直送便と言える。
以前は高原部隊の副食品の大部分は平原からの、いわば「一対一」方式で供給されており、輸送距離が長く、途中のロスが大きく、供給間隔を要するため、鮮度が低く、栄養価も下がってしまっていた。新しいネット通販・配送モデルはチベットのラサとシガツェの部隊でまず試行し、成功した後、チベットに駐屯する全ての部隊にまで拡大する計画だ。これによって国境防衛の最前線の将兵等が皆、数々の新鮮な副食品を食べられるようになる。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年4月22日