10日夜9時、今年第一便となる「モモの花」観賞ツアー専用列車が西蔵(チベット)自治区拉薩(ラサ)駅に到着した。これにより林芝(ニンティ)市の「モモの花祭り」の幕が開けた。中国新聞網が報じた。
雅魯藏布(ヤルンツァンポ)大峡谷景勝地の熱気球体験(資料写真・チベット旅游より)。
10日の第一便に乗っていた中国各地から来た観光客約800人は、青海省西寧市で集合し、ラサに向かった。今後、約1週間かけて、ラサ周辺の景勝地やニンティのモモの花の名所などを観光することになる。
美しく咲き誇るニンティのモモの花(資料写真・チベット旅游より)。
河南省から来た観光客の呉鵬飛さんは、「車窓の景色も素晴らしかった。チベットカモシカも見えた」とし、「写真が好き。今回はちょうどニンティのモモの花祭りが開催されている時期なので、ナムチャバルワ峰の麓で、『ベストショット』を撮影したい」と期待を高めていた。
ナムチャバルワ(資料写真・チベット旅游より)。
ヤルンツァンポ大峡谷景勝地は、最近国家5A級(最高ランク)に指定され、「最も美しい山」と呼ばれているナムチャバルワのほかにも、たくさんの没入型スポットがある。例えば、ナムチャバルワを上空から一望できる熱気球、大峡谷の断崖絶壁にあるスリル満点のブランコ、満天の星空が見えるキャンプ場、風を切り波をくぐり抜けるブラマプトラ川のボート観光、親水台の温泉などがある。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年3月12日