FBI元通訳が新疆に対する米国の企てを暴露

 2021年04月16日09:20

外交部(外務省)の14日の定例記者会見で、趙立堅報道官が新疆維吾爾(ウイグル)自治区に関する質問に答えた。

【記者】米連邦捜査局(FBI)の元通訳、Sibel Edmonds氏に対し、2015年に新疆関連のインタビューを行った際のビデオがこのほど明るみに出た。Edmonds氏はビデオで、「我々は、新疆の少数民族には自分の土地がなく、中国が彼らを虐殺し、苦しめており、現地に軍事基地を設ける必要があると主張している。だが、我々はこうした人々を気にかけたことはない。なぜなら、彼らは利用できるか、我々の目的を達成できるかでない限り、我々の利益の範疇にないからだ」と語った。これについて中国側としてコメントは。

【趙報道官】(国内外の記者にビデオを見せてから)以前、私の同僚がここで皆さんに、パウエル元米国務長官事務所のトップを務めるローレンス・ウィルカーソン氏の2018年8月の発言のビデオを見せた。彼は、アフガニスタンでの米軍駐留の第3の理由が、中国の新疆にはウイグル人が2000万人おり、CIAが中国の安定を壊すための最良の方法は中国に動揺をもたらすことであること、そしてCIAが彼らをうまく利用し、彼らと一緒に中国政府を刺激し続ければ、外部の力を必要とせずに中国を内部から直接崩壊させられることを少しも隠さずに語った。この2つのビデオ以外に、いくつかの事実を共有したい。

(続いて数枚の写真を見せて)最初の写真は、2020年12月10日に全米民主主義基金(NED)が公式ツイッターに自ら投稿したものだ。彼らは2004年から新疆の分離独立勢力に多額の資金援助をし続けてきた。写真の地図では、新疆の一部と中国の他の省(自治区・直轄市)が異なる色に塗られており、「東トルキスタン・イスラム運動」(ETIM)の旗もある。

次の写真は、NEDがウェブサイトで、いわゆる「東トルキスタン」の「世界ウイグル会議」がNEDの資金援助対象であることを明かしたものだ。世界の誰が新疆を「東トルキスタン」と呼ぶだろうか?また昨年、米国の駐トルコ大使が現地の東トルキスタン組織の頭目と会見した。先程皆さんに見てもらったビデオで元FBI職員が語っていた「『グラディオ作戦』の特殊工作員が新疆人を密出国させて、彼らに訓練を施し、武器を配った後に中国に戻した」という話を連想させる。米国の駐トルコ大使は反中分子との会見で何を語ったのかと問わざるを得ない。「グラディオ作戦」とは何か?米国の目的は新疆の災禍と動乱なのか?

これらは、米側が新疆を利用して中国を抑え込む陰謀を計画的に実行していることの滄海の一粟、氷山の一角に過ぎない。米国の反中勢力が新疆を利用して中国を抑え込もうとしていることを示すさらに多くの証拠が、さらに多くの良心あるメディアや有識者によって暴露されていくと信じる理由が我々にはある。新疆関連の全ての嘘やデマは、いずれも事実と真相によって暴かれていくものと我々は信じる。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年4月16日 

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