中船黄埔文沖船舶有限公司が建造する7800kW超大型スマート化自動運航式ポンプ浚渫船「昊海竜」が3日間の試験航行を終え、凱旋した。試験航行の全プロセスにおいて、船舶の各種設備が正常に作動し、全体の性能・指標が設計上の基準を満たした。科技日報が伝えた。
「昊海竜」は中国が独自に開発した新たな次世代超大型自動運航式ポンプ浚渫船で、エンジン2基、スクリュー2本、ステアリングノズル2本を配備。全電力駆動で、すべての海域に派遣できる。全長148メートル、型幅29メートル、型深さ9.2メートル、総出力2万5260kW。同船の最大リーマー出力7800kWで、最大38メートルまで掘削できる。最大配列ピッチ15キロメートルで、岩、粘土、砂を掘削する3種の異なるリーマー、5速制御を実現できる柔軟性鋼杭トロリー、大型橋架を持ち、圧縮強度が50メガパスカル内のやや脆い風化岩を掘削でき、浚渫プロジェクトの難関突破の武器の一つとなっている。
「昊海竜」は中国、中東地域、東南アジア、アフリカ、南米大陸などの沿海、港湾、航路の浚渫と埋立に使用できる。同船の完成後、総出力、最大リーマー出力、最大配列ピッチなどの重点性能・指標がいずれもアジアの現役ポンプ浚渫船を上回る。実力により浚渫船の装備における最高技術水準の記録を更新し、中国の浚渫業界の新たな神器になる。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年5月6日