2020年12月22日、浙江省文泰高速道路のアジア最大規模の洪渓特大橋(撮影·竜巍/人民図片)。
高速道路を走ると、協調ある発展という時代のハーモニーが聞こえてくる。山地や丘陵が7割、平地が2割、河川や湖が1割を占めるとされる浙江省は、自然条件の制約から、高速道路の建設にアンバランスが生じていた。第13次五カ年計画期間(2016-20年)における温州市文成県と泰順県を結ぶ文泰高速道路の開通によって省内各県に高速道路を開通させるという目標が達成され、多くの地方が「高速道路の夢」をかなえた。浙江省の第14次五カ年計画(2021-25年)の第一歩における重点は、交通計画によって産業、都市・農村、区域配置の最適化を推進し、共に豊かになることを後押しすることだ。地域の特色と結びつけて、人口・経済発展面の優位性に適応し、単一交通から立体交通、総合運輸へと向上させ、従来型の交通から未来型の交通へと向上させることで、構造の最適化、質的向上、グリーン・低炭素、安全な運行を促進することができる。
高速道路を敷設し、未来へと疾走する。1998年10月、上海市街地と嘉定区を結ぶ上海滬嘉高速道路が正式に開通した。この時から中国は高速道路建設を徐々に加速し、2020年末には総距離16万キロメートルに達した。高速道路の1本1本が中華の大地を織りなす縦糸や横糸のようなもので、沿線には河や湖や海、都市や農村があり、風土や人や文化があり、物産と経済がある。道路と道路の間で、地域と地域の間で、都市と都市の間で人々は前進のスピードを感じ、中国の発展の脈動を体感するのだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年5月17日