IAEAが日本の原発汚染水放出計画の安全性を検証へ

人民網日本語版 2021年07月09日13:48

国際原子力機関(IAEA)は8日、日本の原発汚染水放出を検証・監視するにあたって提供する技術支援の範囲について日本政府と合意し、文書に署名した。中国中央テレビが伝えた。

グロッシーIAEA事務局長は、「IAEAは日本の放出計画実施状況の監視・検証において重要な役割を果たす。IAEAの専門家は国際社会の『目』として、原発汚染水の放出が安全な方法で行われているか否かを検証することができる。これは日本や世界の他の国々、特に近隣諸国の人々に、原発汚染水が彼らの脅威にならないと安心し、確信してもらうために極めて重要だ」と述べた。

合意に基づき、IAEAは「放出される原発汚染水の放射性物質に関する特性」、「放出プロセスの安全性」、「放出に伴う環境モニタリング」、「人と環境の保護に着眼した放射性環境影響の評価」といった、日本の原発汚染水放出計画の主要な安全要素を検証する。

日本は約2年以内に放出を開始する計画で、全ての過程を終えるには数10年かかる可能性がある。

付託事項(ToR)に基づき、IAEAの専門家グループが今年遅くに初めて日本に派遣される見通しだ。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年7月9日

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