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謝小銓書道作品

人民網日本語版 2021年07月15日16:58

作品:

独立寒秋、湘江北去、橘子洲頭。

看万山紅遍、層林尽染。漫江碧透、百舸争流。

鷹撃長空、魚翔浅底、万類霜天競自由。

悵寥廓、問蒼茫大地、誰主沉浮?

携来百侶曾遊、憶往昔峥嶸歳月稠。

恰同学少年、風華正茂。書生意気、揮斥方遒。

指点江山、激揚文字、糞土当年万戸侯。

曾記否、到中流撃水、浪遏飛舟?

(深まる秋の天高く爽やかな日に、ゆったりと北に流れる湘江の水を眺め、私は独り橘子洲頭に立つ。

すっかり赤くなった万千の山峰と、色に染まったかのような林を眺める。川の水は青く澄みわたり、大船が風に乗り波を割って我先にと争って進む。

広々とした空には鷹が力強く飛び、魚は澄んだ水の中をスイスイ泳ぎ、万物は秋の光の中で自由さを競うかのようだ。

果てしない宇宙を前にして、私は問いかける。この蒼茫たる大地の栄枯盛衰は、誰によって決められているのか。

過去を振り返れば、私は同級生と一緒にここにやって来ては、共に国家の大事について語らった。あの無数の平凡ならざる歳月が今も私の心から離れない。

我らは若く、風采も文才も盛りだった。皆大願成就に向け心意気に燃え、気概にあふれ、力強かった。

国家の大事を談じ、濁り水を除き澄んだ水を出させるがごとく悪を非難し善をたたえる文章を記し、当時の軍閥官僚など糞土のごとく役に立たないと切り捨てた。

覚えているだろうか。私たちが川の流れの急な場所で泳いだ時、あの激しい波しぶきが水面を疾走するようにしてやって来た船の行く手をほとんど阻みそうになっていたことを)

書家:

謝小銓。中国歴史博物館元副館長。中国国家画院専職芸術家を現任。

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