上半期の個人消費支出 中国人のお金は何に使われたか?

人民網日本語版 2021年07月21日10:24

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国家統計局はこのほど全国31省・自治区・直轄市の個人平均消費支出データを発表し、上海市と北京市が2万元(1元は約16.9円)を超えた。中国人のお金が何に使われたのか見てみよう。中新経緯が伝えた。

9省・市が全国平均を上回る 上海はお金を使う能力が全国一

上半期の全国個人平均消費支出は1万1471元だった。名目で前年同期比18.0%増、価格的要素を除くと、実質で同17.4%増、2019年上半期比11.0%増、2年間の平均増加率は5.4%、2年間の実質平均増加率は3.2%。

全国平均を上回ったのは上海市、北京市、浙江省、天津市、広東省、江蘇省、福建省、重慶市、湖北省の9省・市。

具体的に見ていくと、上海と北京の個人平均消費支出がそれぞれ2万元を超えた。うち上海は消費能力が最も高く、平均は2万3644元に達し、北京がその後に続き、平均は2万1564元だった。

北京大学国民経済研究センターの蘇剣センター長は取材に対し、「(このような数字になった)主な原因は北京と上海の個人平均可処分所得が他の地域を大きく引き離していることにある。北京・上海は中国で最も発達した都市で、消費できる商品の種類が非常に多く、特に充実したサービスが発展して、人々の多様化するニーズに応えている」と述べた。

中南財経政法大学デジタル経済研究院の盤和林執行院長(教授)も、「一線都市としての北京・上海は、経済が発達し、産業構造が充実し、一人当たりの消費能力が高い」と指摘した。

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