アジア太平洋経済協力(APEC)非公式首脳会議で米日豪などが「インド太平洋」の概念を宣伝したことについて、中国外交部(外務省)の趙立堅報道官は19日の定例記者会見で、「各国は概念を弄するのではなく、問題解決に焦点を合わせるべきだ」と表明した。
【記者】APEC非公式首脳会議で、米日豪などの加盟国が発言で「インド太平洋」の概念を鼓吹したことについて、中国側としてコメントは。
【趙報道官】APECはその名の示す通り、アジア太平洋地域の経済協力を議論する場だ。現在、アジア太平洋地域には各国が協力して解決すべき問題が多くある。各国は概念を弄するのではなく、地政学的考えから、第三国を標的とする「小集団」を作るのではなく、問題解決に焦点を合わせ、開放・包摂の精神をしっかりと堅持するべきだ。
中国は関係国と共に、アジア太平洋運命共同体の理念を堅持し、正しい協力の方向性を堅持し、アジア太平洋地域を互恵的協力の大きな舞台とする後押しをし、この地域の人々の幸福のためにたゆまず努力することを望んでいる。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年7月20日