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中国人民対外友好協会林松添会長挨拶

人民網日本語版 2021年07月20日11:04

本日、「平和、友情、奮闘-中日韓名家オンライン書法展」が開幕の運びとなり、中国人民対外友好協会を代表し、祝賀の意を申し上げます。三国の書道家が中日韓友好のためになされた積極的なご貢献に対し、賞賛と尊敬の意を表します。コロナ感染症の影響を克服し、当書法展にご参加賜った三国の書道家の皆様に心より感謝申し上げます。

昨年、われわれはともに「青山一道、同担風雨-中日韓名家オンライン書法展」を開催しました。中日韓3カ国が手を携えて、ともに感染症と闘う隣国同士の友情と一致団結のアジア精神をアピールし、コロナ禍の中で人々に温かい希望を与えました。

1年経った今でもなお、新型コロナ感染症は世界中で猛威をふるっています。ウィルスの変異株が急速に広がり、世界中の人々は依然として命と健康、安全の厳しい試練に直面しています。そんな中でも、3日後には、世界の注目を集める東京オリンピック、パラリンピック競技大会が開幕を迎え、来年の初め頃に開催される北京冬季オリンピック、パラリンピック競技大会の準備も順調に進められています。

本日、私たちは再び一堂に会し、書を介してオンラインで友情を語り合うのは、文化の力を通じて、中日韓3カ国の人々の平和を愛して友情を守るという共通の声と、困難に怯えることなく、粘り強く奮闘するという確固たる決心を全世界に届けるためです。また、ともにこれから開幕する東京五輪大会と北京冬季五輪大会に祝福を送り、2024年に開催される韓国冬季ユースオリンピックに熱い期待を寄せましょう。アジアで次々と開催されるオリンピック大会は、必ずやオリンピック精神とスポーツの力で、人々のコロナと闘う勇気と自信を奮い立たせ、手を携えて感染症に打ち勝ち、一日も早く平常どおりの生活と生産活動を取り戻せるよう激励してくれると信じています。

中日韓3カ国は同じアジアに属し、同じ儒学文化圏に属します。「仁義礼智信」という儒学の教えがすでにわれわれにとって共通のモラルになっています。三国の文化が数千年にわたって融合しあい、互いに刺激を与え、学び合いの中で絶えず発展し、現在私たちが共有する東洋哲学を形成しました。これは東アジア文明の文化的根幹であり、同地域の国と国民の精神的絆と大切な宝物でもあります。

新型コロナ感染症という100年に未曾有の大きな試練を前に、人と自然との調和共存、一致団結、助け合いを尊ぶ東洋文化は再び強い精神的パワーを見せ、東洋と西洋の国々の感染症対策には大きな違いが見られました。事実が証明した通り、政治的ウィルスは自然界のウィルスを解決することはできず、新型コロナ感染症とウィルスの起源調査の政治的利用は、感染症対策の国際連携を妨げるだけで、コロナ感染症の早期収束に繋がるわけではありません。人類は生死を共にする運命共同体であり、一丸となって力を合わせることこそが唯一の正しい選択肢であります。中日韓の国民の皆様は必ずや東洋の知恵を活かし、現在の困難を共に乗り越え、科学的に対応し、いち早くウィルスに打ち勝ち、生活と生産活動の秩序を取り戻すことができると信じております。

友人の皆様、中日韓3カ国は互いにとって重要な隣国同士であり、またアジアの重要な国同士でもあります。21世紀はアジアの世紀であります。中日韓3カ国の関係が長期にわたり健全かつ安定した発展を維持することは、三国並びに三国人民の根本的利益に合致し、アジアひいては世界の平和と安定、発展にも寄与します。アジアの世紀と我々の故郷であるアジアをよく守り、よく発展させることは中日韓3カ国共通の責任であり、三国国民の共通する願いでもあります。

今年と来年は中日文化スポーツ交流推進年と中韓文化交流年に当たります。来年は中日国交正常化50周年、そして中韓国交樹立30周年にあたり、三国関係は重要な節目と発展のチャンスを迎えます。中日韓の民間友好団体は各界の有識者を動員し、青少年、文化、スポーツ、メディア・シンクタンク、企業、地方政府などの分野における友好交流協力を積極的に推し進め、国民が相親しみ、心が相通じるよう後押ししていくべきです。新時代における中日韓友好関係の発展のため、利益基礎と社会的民意基礎を一層強固なものにするべきです。手を携えて前へ進み、力合わせて平和を守り、友情を継承して美しい未来を作り出すために絶えず奮闘して参りたい所存でございます。

そして最後になりますが、中日韓名家オンライン書法展の円満なる成功と、東京五輪大会の成功を祈念し、中日韓3カ国の選手たちが素晴らしい成績を成し遂げることと、ご在席の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

中国人民対外友好協会会長林松添

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