作品:
古洞雲深別有天、偶携僧侶此安禅。数椽茅屋牽蘿補、一枕寒松伴鶴眠。
習定毎従岩腹内、生涯尽在钁頭辺。山居寂寞無煩悩、火種刀耕効昔賢。
(古い洞があり雲深いこの別天地で、時に僧侶を伴って安らかに座禅を組む。あばら屋を藤の蔓で修繕し、寒空の中に立つ一本の松が隠居の身の眠りに寄り添う。
岩の中にいることにも慣れ、生涯を通してつるはしと共に過ごす。山居は寂しいが煩悩はなく、昔の賢人に倣って焼き畑農業をする)
書家:
崔志強。「中国書法」雑誌社副社長、中国書法家協会書法考級センター主任などを歴任。中国国家画院研究員、中華文化交流・合作促進会理事、中国書法家協会篆刻専門委員会副主任、西泠印社理事、中国芸術研究院中国篆刻芸術院研究員などを現任。