「90後(1990年代生まれ)」の劉丹美さんは小麦粉を使った料理を専門とする「麺点師」で、その熟練した技で小麦粉生地を捏ねて、形を作り、飾り彫刻などを施して完成させた、精巧で美しくカラフルな飾り蒸しパン「花餑餑」の作品は、見る人を楽しませてくれる。中国新聞網が伝えた。
河北省保定市博野県の飾り蒸しパン「花餑餑」は、100年の歴史がある。年越しシーズンになると、各家庭では吉祥の意味がある「花餑餑」を作る風習がある。この民間に伝わる小麦粉細工の芸術を伝承・発揚するため、劉丹美さんは、伝統工芸をベースに創意工夫に挑み続けてきた。フルーツや野菜といった天然の食材を使用して色付けするため、見かけが美しいだけでなく、その栄養価や味もよりバラエティに富んでいる。またそのデザインにも現代的な要素を取り入れ、「冬季五輪歓迎」やアニメのキャラクターといったクリエイティビティに富んだ作品を作り、高い人気を誇っている。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年11月15日